- 金沢市老舗記念館|長町武家屋敷で唯一、加賀町人文化の館。金沢らしい色彩とデザイン美が光る生活道具や日本庭園・茶室など
- 金沢市老舗記念館は、石川県金沢市・長町武家屋敷跡にあるミシュラン1つ星の文化施設。江戸時代から続く薬種商「中屋薬舗」の建物を移築し、加賀の婚礼文化、100年続く老舗の品々、職人技が極まった工芸菓子に出会えます。
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金沢には、加賀藩の武士たちが暮らした町並みが今もそのまま残る一角があります。それが長町武家屋敷跡です。
土塀の続く石畳の路地に、用水のせせらぎ。江戸時代の城下町の空気をそのまま伝えるこのエリアには、歴史ある屋敷や庭園が点在し、散策そのものが見どころになっています。
ただ、一帯はそれなりに広く、裏路地も入り組んでいるため、何も知らずに歩くと迷いがちです。この記事では、長町武家屋敷跡を迷わず効率よく巡る歩き方を、各所の見どころとあわせて紹介していきます。
「長町武家屋敷跡はどこにある?どうやって行く?」
「長町武家屋敷跡には何がある?」
「長町武家屋敷跡は、どういうルートで観光すべき?」
これらの問いの答えを得られる内容となっています。

長町武家屋敷跡は、石川県金沢市にある、加賀藩の武士たちが暮らした屋敷町の面影を今に伝えるエリアです。戦火を免れた金沢では、土塀の続く石畳の路地や大野庄用水の流れが守り継がれ、江戸時代の城下町の風情をそのまま味わえます。
長町武家屋敷跡一帯は、金沢市一番の繁華街である香林坊や片町に隣接しています。金沢城や兼六園とも近く、徒歩でアクセスできるところにあります。

香林坊の現代的で洗練された街の雰囲気や、多くの飲食店街で賑わう片町。そこから一歩奥に入れば、歴史ある武家屋敷が静かに広がります。
長町武家屋敷跡とは、武家屋敷のある風景、さながら、江戸時代の城下町の風景を現代に伝えるエリア一帯のことを指します。そこには風情ある町並みをはじめとして、博物館や飲食店、土産店などが点在しており、裏路地も多いことから、散策の順路を事前に知ってから訪問すると迷わずに、かつ効率良く巡れます。

長町武家屋敷跡にはメインストリートがあります。「長町武家屋敷通り」や「サムライストリート」と呼称されることが多いこの通りは、香林坊の西側にあり、約500m の通りです。
ここをメインストリートとして歩きつつ、路地に逸れて町並みを楽しんだり、博物館や土産店、飲食店に訪問するスタイルが王道です。

メインストリートは約500mと長く、裏路地も入り組んでいますので、何の目印も無く歩き回ると迷ってしまいます。
そこで、散策時に目印にしてほしいのが、橋です。
長町武家屋敷跡には大野庄用水という用水路が流れており、メインストリートに沿って流れています。

そこに掛かる5つの橋
「一の橋」「二の橋」「三の橋」「四の橋」「五の橋」
を目印に散策すると、迷わずに観光できます。

観光ルートとしては、南から北にかけて、一の橋から五の橋にかけて、この橋を巡るように北上していくのが長町武家屋敷跡を効率良く観て回れるルートです。
香林坊、または片町から徒歩でアクセスするか、タクシーの場合は「長町武家屋敷跡の、一の橋まで」と伝えれば連れて行ってくれます。
長町武家屋敷跡にはどんな観光スポットがあるのでしょうか。楽しみ方は散策に限定されません。ここには博物館も多く、実際に武家屋敷に入ることができます。これらはメインストリート沿いにあり、エリア一帯の分布は以下の通りです。

このように、メインストリートを歩くことで、主要な博物館や観光スポットへ網羅的にアクセスすることが可能です。


長町武家屋敷跡散策のスタート地点となる一の橋周辺には、金沢市老舗記念館、そして、前田土佐守家資料館という2つの博物館があります。

金沢市老舗記念館は、江戸時代から続いた薬種商の建物を移築し、加賀の婚礼文化や老舗の暮らしの品々を展示する文化施設です。
金沢市老舗記念館について詳しく見る

前田土佐守家資料館は、前田利家の二男・利政に始まる加賀八家筆頭「前田土佐守家」に伝わる約9,000点の家伝資料を展示する金沢市立の博物館です。
前田土佐守家資料館について詳しく見る

二の橋付近には、風情溢れる武家屋敷の町並みを楽しむことができます。ガイドブックなどで良く見かける武家屋敷の路地風景はこのあたりの通りであることが多いです。
二の橋付近の武家屋敷の町並み
また、路地には土産店や飲食店も営業しており、多くの観光客で賑わいます。



三の橋付近は、長町武家屋敷跡のちょうど中間地点にあたり、ここが最も賑わいます。武家屋敷、日本庭園など博物館もありながら、無料の休憩所や飲食店、土産店も営業しています。
三の橋付近の賑わい

野村家は、加賀藩士・野村家の屋敷跡で、縁側から眺める名庭や上段の間、茶室など、武家の住まいを間近に見学できます。
野村家について詳しく見る

千田家庭園は、旧加賀藩士・千田登文が兼六園を模して作った池泉回遊式庭園で、2025年に一般公開された長町の新名所です。
千田家庭園について詳しく見る

長町武家屋敷休憩館は、休憩・トイレ・観光案内を無料で利用でき、ボランティアガイドも頼める長町散策の拠点となる施設です。
休憩館について詳しく見る

四の橋付近までくると、大分賑わいも落ち着いてきます。ここには、旧加賀藩士である高田家跡があります。


高田家は、禄高550石の加賀藩士・高田家の屋敷跡で、武士に許された長屋門や池泉回遊式庭園を無料で見学できます。
高田家跡について詳しく見る


五の橋までくると、長町武家屋敷跡のゴール地点です。このあたりの通りは、大野庄用水の流れも間近に観られて、用水路のせせらぎと周囲の景観がとてもよい雰囲気です。ここには1つ、無料で入れる資料館があります。

金沢市足軽資料館は、実際に人が住んでいた足軽屋敷2棟を移築復元し、加賀藩の足軽とその家族の暮らしを無料で伝える資料館です。
金沢市足軽資料館について詳しく見る

長町武家屋敷跡は、加賀藩の武士たちが暮らした町並みを、まるごと歩いて楽しめるエリアです。
土塀の路地を歩き、用水のせせらぎを聞き、武家屋敷や庭園に足を運べば、加賀百万石の城下町に暮らした人々の日々を身近に感じられます。武士から足軽まで、さまざまな身分の住まいを見比べられるのもこのエリアならではの魅力です。
一の橋から五の橋へ。橋を目印に北上すれば、主要な見どころを迷うことなく巡れます。香林坊や兼六園からも徒歩圏内なので、金沢観光の行程に組み込みやすいのもおすすめポイントです。
金沢の街中で、加賀百万石の時代に触れられる場所。長町武家屋敷跡へぜひ足を運んでみてください。
