尾山神社のステンドグラスが美し過ぎて話題!金沢で訪れるべき前田家由来の歴史の杜

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尾山神社のステンドグラスが美し過ぎて話題!金沢で訪れるべき前田家由来の歴史の杜

金沢の礎を築いた藩祖のもとへ。尾山神社の見どころを紹介

金沢の街路の先に見える尾山神社の神門

加賀百万石として知られる加賀藩は、江戸時代を通じて全国の大名の中でも最大の石高を誇りました。その城下町として花開いたのが、現在の金沢です。

この加賀百万石の礎を築いたのが、初代藩主・前田利家です。尾山神社は、利家と正室のまつを祀る神社として、金沢の人々に守り継がれてきました。

そして、街を生んだ藩祖の社にふさわしく、参道の正面には、加賀の職人が威信をかけた三層の神門がそびえます。日本・中国・西洋の様式を一つに束ねた、全国でもここだけの門です。

加賀百万石の記憶をたどりながら、尾山神社の見どころを順にめぐっていきます。

尾山神社

尾山神社の鳥居と石段の奥に立つ神門

尾山神社は、石川県金沢市にある、加賀藩祖・前田利家と正室まつを祀る神社です。金沢を代表する観光スポットとして、兼六園や金沢城とともに多くの人が訪れる人気スポットとなっています。

尾山神社 基本情報
項目内容
名称尾山神社(おやまじんじゃ)
参拝時間境内自由(終日参拝可能)
授与所受付時間9:00 〜 17:00
拝観料無料
御朱印あり(授与所にて授与。9:00 〜 17:00)
電話番号076-231-7210
所在地〒920-0918 石川県金沢市尾山町11-1
アクセス「南町・尾山神社」バス停から徒歩約3分
駐車場あり(普通車15台)
公式サイトhttps://www.oyama-jinja.or.jp/

加賀百万石を築いた、前田利家とお松の方

尾山神社が祀るのは、加賀藩の初代藩主・前田利家と、その正室まつ(お松の方)です。

尾山神社の拝殿と参道脇の狛犬

前田利家は、織田信長や豊臣秀吉に仕え、加賀・能登・越中の三国におよぶ加賀百万石の礎を築いた武将です。その功績をたたえ、旧金谷御殿の跡地であるこの地に、1873年(明治6年)、藩祖を神として祀る尾山神社が創建されました。

お松の方は、利家を生涯にわたって支えた妻として知られ、1998年(平成10年)に利家とともに祀られるようになりました。

夫婦がそろって祀られていることから、夫婦円満や子宝安産のご利益で信仰を集めています。加えて、武将であった利家にちなみ、必勝や文武両道の願いを託す参拝者も少なくありません。

尾山神社境内に立つ前田利家公騎馬像

境内には、馬にまたがった前田利家の像も立っています。背に負っているのは母衣(ほろ)と呼ばれる武具で、戦場で背後からの矢を防ぐために鎧の背へかけたものです。若き日に織田信長のもとで「槍の又左(やりのまたざ)」と称された、勇壮な姿がかたどられています。

母衣を背負った前田利家公騎馬像の近景

和・漢・洋がひとつに。尾山神社の顔・神門

尾山神社境内側から見た三層の神門

参道の正面に立つ神門は、藩祖・前田利家を祀る正門として、1875年(明治8年)に建てられた三層の門です。日本・中国・西洋の様式を一つに取り入れた「和漢洋折衷」という、当時前例のない意匠でつくられました。

三層目に、四方へ色ガラス(ギヤマン)がはめ込まれています。

尾山神社神門三層目にはめ込まれた色ガラス

ギヤマンとは、江戸期に伝わったガラス細工を指す言葉。神社の門にステンドグラスという取り合わせは、他に例を見ません。

かつてこの門の三層目には灯りがともされ、金石(かないわ)の近海を行く船を導く灯台の役目を果たしていました。日が暮れて明かりが入ると、色ガラスが夜空に浮かび上がります。

夜にライトアップされた尾山神社の神門と鳥居 夜空に浮かぶ尾山神社神門の色ガラス

今でも、金沢の夜を彩る存在として人気のスポットです。

琴や琵琶をかたどった、神苑の庭

境内の奥まった一画には、神苑(しんえん)と呼ばれる庭園が広がります。

尾山神社神苑の池と水面に映る藤棚

これは、かつてこの地にあった加賀藩の御殿「金谷御殿」の庭を写したものです。池を中心に園路をめぐらせた池泉回遊式の造りになっています。

尾山神社神苑の池に架かる楽器を思わせる橋

園内には、琴(こと)や琵琶(びわ)といった雅楽の楽器をかたどった橋や島が配されており、「楽器の庭」とも呼ばれています。

歴史ある神社に建つ、ガラス張りの授与所

境内でもう一つ目に留まるのが、総ガラス張りの授与所です。

尾山神社境内に建つガラス張りの授与所

2015年(平成27年)に建てられた開放的な造りで、木の庇(ひさし)とガラスの壁が、周囲の緑や空を映し込みます。歴史ある神社に建つモダンな建築は、それ自体が写真映えする見どころです。

木の庇と透明な壁が特徴の尾山神社授与所 尾山神社授与所で御朱印やお守りを受ける参拝者

ここでは御朱印やお守りを授与しています。受付は9時から17時まで。参拝の記念に、加賀藩前田家ゆかりの一社ならではの授与品を受けられます。

金沢城のライトアップへ、裏手から続く近道

尾山神社の裏手には、鼠多門橋が架かっています。黒漆喰の壁が美しい鼠多門とともに、水堀の上に堂々とした姿を見せます。

夜にライトアップされた金沢城の鼠多門と鼠多門橋

この橋を渡ると、金沢城公園の玉泉院丸庭園へたどり着けます。

夜、金沢城ライトアップ時の「玉泉院丸庭園ライトアップ」にはここから向かうのが一番近いです。

昼は歴史、夜は美しさを楽しめる、前田家ゆかりの神社

木々に囲まれた尾山神社の入口と神門

尾山神社は、金沢城と兼六園と隣接しており、金沢観光の中心に位置します。

昼は前田家に思いを馳せ、夜はステンドグラスの美しさと、金沢城のライトアップを楽しみに。

尾山神社は時間帯を選ばずに楽しめる観光スポットです。コンパクトなので何回来てもよい。

街を生んだ前田利家に手を合わせ、金沢でここだけの神門を見上げる。

尾山神社へぜひ足を運んでみてください。

夕闇の尾山神社神門に輝く色ガラスと三日月
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