阿蘇市: 特色・人気の観光スポットやグルメ
熊本県阿蘇市は、世界有数のカルデラを擁する阿蘇山のふもとに広がる、雄大な自然と深い歴史が息づく観光地です。約27万年前から始まった火山活動によって形成された阿蘇カルデラは、南北約25km、東西約18kmにおよぶ世界最大級の規模を誇り、その壮大なスケールは訪れる人々を圧倒します。
草千里ヶ浜は阿蘇を代表する絶景スポットで、標高約1,100mの高原に広がる約78万5,000平方メートルの大草原です。放牧された馬がのんびりと草を食む牧歌的な風景と、背後に噴煙を上げる中岳のダイナミックな景観が織りなすコントラストは、阿蘇ならではの絶景として多くの観光客を魅了しています。
北外輪山の最高峰に位置する大観峰は、標高936mの天然の展望台として知られ、阿蘇五岳を一望できる屈指のビュースポットです。涅槃像に見立てられる阿蘇五岳のシルエットや、雲海に包まれた幻想的な風景は、写真愛好家にも人気があります。
阿蘇神社は約2,300年の歴史を持つ肥後国一の宮で、神武天皇の孫神である健磐龍命をはじめとする12柱の神々を祀っています。「日本三大楼門」の一つに数えられる楼門は国の重要文化財に指定されており、2016年の熊本地震で倒壊しましたが、2023年に復旧工事が完了し、往時の威容を取り戻しました。門前には湧水スポットが点在する風情ある商店街が広がり、食べ歩きを楽しむことができます。
阿蘇のグルメといえば「あか牛」が外せません。阿蘇の広大な草原で放牧され、良質な牧草を食べて育った褐毛和種のあか牛は、赤身が多くヘルシーでありながら、程よい弾力と凝縮された旨味が特徴です。地元の名店「いまきん食堂」をはじめ、市内各所であか牛丼やステーキを味わうことができます。また、国際味覚審査機構で三ツ星を獲得した「ASO MILK」や、郷土料理の「たかなめし」も阿蘇ならではの味覚として人気があります。
内牧温泉は100年以上の歴史を持つ阿蘇随一の温泉街で、夏目漱石や与謝野鉄幹・晶子夫妻など多くの文人墨客が訪れた名湯です。130を超える源泉を有し、それぞれの宿や町湯が自家源泉を持つ贅沢な温泉地として、今も多くの湯治客や観光客に愛されています。
阿蘇市へは熊本空港から車で約50分、JR阿蘇駅を起点に路線バスで主要観光地へアクセスできます。雄大な火山の絶景、古社の歴史、良質な温泉、そして豊かな食文化が揃う阿蘇市は、熊本観光の中核を担う魅力的な目的地です。
