旧加賀藩士高田家跡|無料で見られる加賀藩士の長屋門と日本庭園。金沢・長町に残る武家屋敷跡

最終更新日:

旧加賀藩士高田家跡|無料で見られる加賀藩士の長屋門と日本庭園。金沢・長町に残る武家屋敷跡

無料で見られる加賀藩士の長屋門。旧加賀藩士高田家跡の見どころを紹介

長町武家屋敷跡。土塀と石畳の小径が続き、加賀百万石の城下町の面影を歩いて楽しめるエリアです。その一角に、加賀藩士の屋敷の門を無料で見学できる場所があります。それが旧加賀藩士高田家跡です。

旧加賀藩士高田家跡

旧加賀藩士高田家跡の長屋門と門越しに見える庭園

旧加賀藩士高田家跡は、石川県金沢市の長町武家屋敷跡にある武家屋敷跡です。禄高550石の加賀藩士・高田家の屋敷跡で、修復された長屋門と、敷地内の日本庭園を無料で見学できます。

旧加賀藩士高田家跡 基本情報
項目内容
名称旧加賀藩士高田家跡(きゅうかがはんし たかだけあと)
開館時間9:30 〜 17:00
休館日無休
入館料無料
電話番号076-263-3640(金沢市足軽資料館)
アクセスバス停「香林坊」より徒歩約5分 / バス停「長町武家屋敷跡」より徒歩約1分
所在地〒920-0865 石川県金沢市長町2-6-1

中級以上の武士に許された格式。長屋門と仲間部屋・厩

旧加賀藩士高田家跡の長屋門を正面から見た外観

旧加賀藩士高田家跡の入口に建つのが、長屋門です。

長屋門は、門の両脇に部屋を備えた、武家屋敷の格式ある門です。加賀藩では中級以上の武士にのみ設置が許されました。

高田家の長屋門は文久年間(1861〜1864年)に建てられたものと伝わり、金沢市の指定保存建造物として修復・公開されています。

旧加賀藩士高田家跡の長屋門を解説する説明板と配置図

門の左右の部屋も見学できます。一方は、奉公人が暮らした仲間部屋(ちゅうげんべや)。木の床に囲炉裏が切られ、ここで寝起きしながら門の出入りを見張りました。

長屋門の仲間部屋の入口と木格子の外観 仲間部屋の内部に残る囲炉裏と暮らしを紹介する展示

もう一方は、土間造りの厩(うまや)。馬をつないだ場所です。

長屋門の厩の入口と内部に並ぶ展示パネル 厩内部の土間と壁に掲げられた高田家の展示資料 厩の木壁に並ぶ足軽や加賀藩に関する解説パネル

長屋門は、門であると同時に、主人に仕える奉公人や馬の住まいでもありました。

大野庄用水を引き込んだ、池泉回遊式庭園

旧加賀藩士高田家跡の長屋門奥に広がる庭園と池

長屋門の奥には、日本庭園が広がります。

大きな池を中心に、池のまわりを巡りながら眺める「池泉回遊式」の庭です。池にはアカマツなどが配され、曲水が流れます。

この庭の水は、長町を流れる大野庄用水から引いています。大野庄用水は、金沢城の普請にも使われた金沢最古の用水です。城下を流れる用水を庭に取り込むのは、同じ長町の野村家や千田家庭園にも共通する、加賀の城下町ならではの造りです。

庭園の池へ流れ込む水路と石組み 庭園の植栽に囲まれた浅い池と水草

気軽に見学できる、加賀藩士の暮らしの跡

長屋門の建物沿いに続く園路と池泉庭園

旧加賀藩士高田家跡は、加賀藩士・高田家の屋敷跡です。修復された長屋門、奉公人の仲間部屋と厩、そして用水を引いた池泉回遊式庭園を、無料で見学できます。

長町には、野村家や千田家庭園、資料館など、見どころが点在しています。その中でも旧加賀藩士高田家跡は、入館無料で気軽に見学できます。武士の屋敷を支えた人々の部屋や、城下の用水を引いた庭を見て回れます。

敷地もコンパクトなため、所要時間は 10 分程度。ベンチもありますので、休憩がてら気軽に立ち寄れるのもおすすめポイントです。

長町を巡る際は、ぜひ旧加賀藩士高田家跡へ足を運んでみてください。

庭園に咲く枝垂れ桜と石畳の小径