最大1300円も!飫肥城下町の食べ歩きチケットは本当にお得か徹底検証!(あゆみちゃんマップ)

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最大1300円も!飫肥城下町の食べ歩きチケットは本当にお得か徹底検証!(あゆみちゃんマップ)

あゆみちゃんマップ片手に飫肥城下町散策!どれだけお得か徹底検証

飫肥城へ向かう道の先に門が見えている様子

宮崎県日南市の飫肥城下町には、食べ歩きをしながら城下町を巡れる「あゆみちゃんマップ」という通年開催の食べ歩きプランがあります。

共通券に商品引換券5枚がセットになったこのチケットは、本当にお得なのでしょうか。実際に購入して城下町を歩き、検証してきました。

なお、飫肥城下町の見どころについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

飫肥城下町の見どころについて詳しく見る

飫肥観光駐車場からスタート

飫肥城下町観光のスタート地点は、飫肥観光駐車場です。駐車場に隣接する案内処で、あゆみちゃんマップを購入します。

飫肥城下町案内処の外観と入り口の様子

あゆみちゃんマップとは

あゆみちゃんマップは、「飫肥城下町 食べあるき・町あるき券」を購入するともらえる観光マップです。

飫肥城下町の地図と観光スポットの案内が掲載されたマップ

チケットには商品引換券5枚が付いており、参加店舗でおび天や厚焼き玉子などの名物と交換できます。

飫肥城下町で無料引換券が使える店舗一覧を紹介した案内

料金プランは以下のとおりです。

あゆみちゃんマップ 料金プラン
プラン大人高大生小中生
食べあるき+2施設入館券付¥1,000¥1,000¥1,000
食べあるき+6施設入館券付¥1,600¥1,400¥1,150

※いずれも引換券5枚付き

なお、案内処では飫肥城のリーフレットも入手できます。飫肥城下町の情報が詰まっていますので、セット券やあゆみちゃんマップを購入しない場合でもこのリーフレットは入手しておきましょう。

飫肥城案内リーフレットとマップが並んで置かれている様子 飫肥城の案内資料と見どころ紹介が並んだ紙面

あゆみちゃんマップを手に入れたら、食べ歩きスタートです。

広げたあゆみちゃんマップの紙面と観光情報が見える様子 食べあるき町あるき券の説明と観光マップを広げた様子

おび天「蔵」で飫肥名物を味わう

駐車場の出入り口にある「蔵」は、飫肥名物おび天の専門店です。おび天は、魚のすり身に豆腐・黒砂糖・味噌を合わせて揚げた飫肥の郷土料理です。

飫肥名物おび天の店蔵の外観 おび天の店蔵の入り口と暖簾の様子

店内では食事もでき、おび天のほか地酒やお惣菜も販売しています。

店内の販売棚におび天や商品が並んでいる様子 店内の様子と商品陳列スペースが見える風景 冷蔵棚に並べられた飫肥名物や惣菜の様子

作りたてのおび天が並んでいます。1個250円ですが、引換券を使うことで無料で交換できます。

真空パックされたおび天が並んでいる様子 真空袋から取り出したおび天の見た目

ふわふわの食感と甘めの味付けが特徴です。

かじったおび天の断面が見える様子

店の外にはベンチが設置されており、食べ歩きでも落ち着いていただけます。

店の外に設置されたベンチと食事できるスペース

この建物は江戸時代に建築された、飫肥城下に残る唯一の建物です。元々は飫肥藩役所の物産方「飫肥商社」が置かれていました。2階の天井や柱は当時のままで、自由に見学できます。

おび天蔵の歴史を説明する看板

ここまでの支出: 250円(おび天1個)

飫肥城を散策

駐車場から飫肥城までは徒歩2分ほどです。

飫肥城へ向かう道の先に門が見えている様子

飫肥城では、NHK連続テレビ小説「わかば」のロケ地にもなった「しあわせ杉」や、苔と飫肥杉に包まれた幻想的な旧本丸跡を歩くことができます。

ここでは、あゆみちゃんマップの共通券で、松尾の丸(通常300円)と歴史資料館(通常300円)にも入館。

飫肥城の詳細は以下の記事で紹介しています。

ここまでの支出: 850円(おび天250円 + 松尾の丸300円 + 歴史資料館300円)

城下町へ

飫肥城を出て、城下町へ向かいます。

飫肥城下町へ向かう大手町交差点の様子

大手町交差点を渡ると、江戸時代の面影を残す城下町の景観が広がります。

飫肥城下町に続く街並みの風景

水路を泳ぐ錦鯉

城下町には「鯉の遊泳地」と呼ばれる水路があります。

鯉の遊泳地を案内する標識と水路 城下町の石垣沿いに続く静かな水路

水路を覗き込むと、錦鯉が優雅に泳いでいます。

水路を泳ぐ鯉の姿が見える風景 浅い水路で優雅に泳ぐ複数の鯉の様子 鯉の遊泳地の標識と水路を見下ろした写真

あゆみちゃんマップで確認すると、約100〜150mの範囲で鯉が泳いでいるようです。

鯉の遊泳範囲が記された観光マップ

この鯉は1982年(昭和57年)、かつての水郷飫肥の景観を復活させるために放流されたものです。40年以上にわたり、この景観が守られています。

ギャラリー「こだま」でみたらしだんご

食べ歩き2軒目は、多目的空間ギャラリー「こだま」です。

黒塗りの外観が特徴の多目的空間こだまの入口

古民家を活かしたカフェで、落ち着いた雰囲気の中でお茶を楽しめます。

入口の案内に従い、食べ歩きの場合は裏門に回ります。

裏門の入口と案内が書かれた看板の様子 裏手にある販売スペースと受付の様子

こだまでは「みたらしだんご」または「厚焼き玉子」と引換券を交換できます。

みたらしだんごと厚焼き玉子の引換案内が書かれた看板 引換券を出して注文する受け渡し台の様子

みたらしだんごを選びました。

串に刺さったみたらしだんごが盛り付けられた様子

裏手には休憩用のベンチがありますが、隣の蔵がイートインスペースとして開放されています。

裏手の駐車場に設置されたベンチと休憩用スペース 白壁の蔵の外観と開放された入口の様子 蔵の内部へつながる入口の様子

蔵の中はきれいに改装されており、天然木のテーブルと椅子が置かれています。

蔵の中に設置された天然木のテーブルと椅子

江戸城下町の情緒の中、蔵を改装したスペースでいただくみたらしだんご。贅沢な時間です。

蔵内部の休憩スペースと観光案内資料が置かれたテーブル 蔵の中で食べるみたらしだんごが置かれた様子

みたらしだんごは現金購入の場合150円です。

ここまでの支出: 1,000円

城下町の町並みを歩く

飫肥城下町を散策すると、江戸時代の名残を残しつつ、現在も人々が暮らす生きた町であることがわかります。

飫肥城下町に並ぶ商店の外観と道沿いの景色 店舗入口に商品が並び人が出入りしている様子 白壁が印象的な城下町の商店外観 地元の飲食店入口と看板が見える様子 城下町の車道と歩道が続く町並み 木製の門と縄飾りがある神社の入口 瓦屋根の建物と店舗看板がある城下町の景観 飲食店の外観と屋外席が見える様子 黒壁の建物と石垣が隣接する町並み 白い暖簾が下がる屋敷入口の様子 木製の門と歴史ある瓦屋根の建物が見える風景 城下町の道路と歩道が広がる風景

飫肥城下町は重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。歴史的・文化的に価値のある町並みを守るため、住民たちが手を取り合い、景観に配慮しながら暮らしを営んできました。

飫肥城下町の保存の歴史については、以下の記事で詳しく紹介しています。

スーパーとむらで「とむら焼きチキン」

城下町を歩き、スーパーとむら飫肥店へ。

スーパーとむら飫肥店の外観と入口の様子

地元のスーパーにも、引換券が使える名物があります。それが「とむら焼きチキン」です。

鶏のささ身を揚げてタレをまぶしたもので、惣菜コーナーに並んでいます。

惣菜コーナーに並ぶとむら焼きチキンと商品の様子

レジで引換券と交換してもらいます。

袋詰めされたとむら焼きチキンが置かれている様子

甘めの味付けで、歩き疲れた体に嬉しい一品です。

とむら焼きチキンを手に持ち食べる様子

食べ歩き用のとむら焼きチキンはスティックタイプで食べやすく作られています。現金購入の場合は「ささ身のとむら焼き」(198円)を購入します。

ここまでの支出: 1,198円

この時点で、食べあるき+6施設入館券付(1,600円)のチケット代にはまだ余裕があります。あと2品引き換えられるので、お得であることが見えてきました。

四半的射場で弓体験

飫肥観光駐車場には「四半的射場」があります。

四半的射場の入口と案内看板が見える様子 四半的射場の的台が並ぶ施設の様子

四半的(しはんまと)は、南九州の武将たちの間で酒宴の余興として行われていた伝統的な半弓です。日南市無形民俗文化財に指定されています。

今回は時間の都合で体験できませんでしたが、施設はとても盛り上がっていました。弓を引ける機会は日本国内でも多くはないので、ぜひ挑戦してみてください。

竹井菓子店の「寿太郎巻」

駐車場には竹井菓子店の出店もあります。

和菓子の販売テントと案内旗が並ぶ様子 寿太郎巻など和菓子が並んだ販売棚の様子

引換券で「寿太郎巻」をいただきました。

寿太郎巻が個包装で袋に入れられた様子

寿太郎巻は単品販売がなく、現金購入の場合は6個入650円(1個あたり約108円)です。

売店で販売されているお菓子

ここまでの支出: 1,306円

案内処で「飫肥城歴史年表」

引換券で交換できるのは食べ物だけではありません。案内処では「飫肥城歴史年表」も引き換え対象です。

飫肥城歴史年表と解説が印刷された冊子の紙面

この歴史年表はオンラインでも購入でき、価格は400円です。

5品すべて引き換えた結果、合計支出は1,706円相当となりました。

チケット代1,600円に対し、106円お得に城下町を巡ることができました。今回は2つの施設を利用したため、食べあるき+2施設入館券付のあゆみちゃんマップ(1000円)なら、600円お得になります。

しかも、まだ4施設(豫章館、小村寿太郎記念館、旧山本猪平家、商家資料館)への入館権が残っています。これらすべてに入館すれば、さらに1,200円分(各300円×4施設)が加わり、合計2,906円相当。1,306円もお得になる計算です。

お得に楽しめた飫肥城下町

あゆみちゃんマップを使えば、お得に食べ歩きができ、マップを見れば迷わず観光できます。

今回の滞在時間は約2時間でしたが、小村寿太郎記念館など、まだ訪れていない施設もあります。半日から1日かけて巡れば、さらに多くの施設を回れて、よりお得になります。

飫肥城下町のマップとベンチ越しに見える飫肥観光駐車場の風景

飫肥城下町は、見どころがコンパクトにまとまっており、公共交通機関でアクセスしても、徒歩でほとんどのスポットを巡れるのがうれしいポイントです。さらには古民家カフェもおしゃれで、地元の名物も美味しく、飫肥の人々の温かさにも触れられました。

宮崎県を訪れる際は、ぜひ日南市の飫肥城下町に足を運んでみてください。

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