寒霞渓の絶景スポット巡り!ロープウェイ・展望台・限定グルメを小豆島現地からレポート!

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寒霞渓の絶景スポット巡り!ロープウェイ・展望台・限定グルメを小豆島現地からレポート!

小豆島の大自然と出会う、寒霞渓への旅

香川県・小豆島の中央部に位置する寒霞渓は、日本三大渓谷美のひとつに数えられる景勝地。約1300万年前の火山活動が生んだ切り立った岩肌と、四季ごとに変わる豊かな色彩が魅力です。

今回訪れたのは夏の終わり。瀬戸内海を望む絶景と、緑が輝く渓谷のコントラストを味わいながら、ロープウェイや展望台、遊歩道、そしてここでしか食べられない限定グルメまでたっぷり楽しみました。

この記事では、寒霞渓を実際に巡った一日の様子を、現地の空気や景色とともにお届けします。実際の時間の流れと共に、写真や動画もたくさん載せていますので、これから訪れる方の参考になれば幸いです。

寒霞渓の見どころを知りたい場合は以下を参照ください。

寒霞渓の見どころについて詳しく見る

寒霞渓へのアクセス方法を知りたい場合は以下を参照ください。

寒霞渓へのアクセス方法について詳しく見る

寒霞渓観光のはじまり「こううん駅」

🕛 9:10

ロープウェイの麓駅である「こううん駅(紅雲亭)」に来ました。

山の麓に建つ紅雲亭こううんてい駅の外観と周囲の緑

階段を上がり、こううん駅のロープウェイ乗り場に向かいます。

こううん駅に続く石段と案内看板 紅雲亭駅へ向かう途中の階段と木々に囲まれた手すり付き通路

ロープウェイチケットを購入

こううん駅の駅舎は歴史を感じる佇まい。

木造の風格が残る紅雲亭駅の駅舎全景

駅舎前は広場になっており、ベンチや喫煙所があります。

駅舎前の木陰に設置されたベンチと休憩スペース 緑に囲まれた紅雲亭駅前の広場と石畳の通路 紅雲亭駅正面とその前のオープンスペース

受付でロープウェイのチケットを購入

ロープウェイ乗車券と金額が表示されたトレー

ロープウェイ乗り場へ

🕛 9:20

チケットも購入できたのでロープウェイ乗り場へ向かいます。

紅雲亭駅のロープウェイ乗り場へ向かう上り坂の通路入口

乗り場までは階段ではなくスロープを上がるようになっています。

木々に囲まれた屋根付きスロープを進む通路 スロープから見える紅雲亭駅周辺の建物と緑 屋根付きスロープの先に広がる山の景色

スロープを上がりきったら改札口です。

紅雲亭駅ロープウェイ改札口の看板と入口

3 階くらいまでは上がってきました。駐車場からそこそこ高さもあります。

紅雲亭駅の建物脇から見下ろす駐車場と山並み

そしてロープウェイ乗り場に到着。

紅雲亭駅のホームに停車中のロープウェイゴンドラ

ロープウェイのゴンドラは大きめで、中も広いです。

ロープウェイゴンドラの車内後方と入口付近の座席 ロープウェイゴンドラの車内から見える緑豊かな景色 ロープウェイゴンドラ車内の窓越しに見える森 ロープウェイゴンドラの座席とつり革が並ぶ車内

🕛 9:24

発車時刻になり、山頂駅に向けてロープウェイが動き出しました。

紅雲亭駅構内の壁に描かれた寒霞渓の観光イラストと案内板

絶景!ロープウェイから臨む寒霞渓!

ロープウェイからの寒霞渓が、想像以上に絶景。

一気に渓谷の深いところへ上がっていくと、切り立った岩山と緑のコントラストが素敵な渓谷美が現れます。

ロープウェイから見下ろす深い緑に覆われた寒霞渓の谷と支柱 奇岩が連なる岩山と青々とした木々が広がる寒霞渓の風景 緑豊かな谷間にそびえる切り立った岩山 ロープウェイ上空から眺める寒霞渓の岩峰と山並み

訪問時は 8 月下旬でしたので青々とした緑が岩山に映えています。これが秋なら紅葉、春なら桜になるということなので、また違った美しさがあるのも寒霞渓が人気の理由です。

渓谷の中を進むロープウェイ。ガスがかかっていたけど、不意に切れ間から差し込む光が美しい。

霧がかかる渓谷に光が差し込む幻想的な景色

山頂側も、切り立っていて迫力があります。

山頂方面の景観

ロープウェイから望む山頂付近の岩壁と緑の森

高度も上がり、左手の方に瀬戸内海や土庄港周辺の町も見えてきました。

寒霞渓上空から望む瀬戸内海と土庄港周辺の街並み

この迫力、とてつもないです。

ロープウェイから見下ろす切り立った岩壁と深い谷 岩壁の間を進むロープウェイから見た寒霞渓の景観

そうこうしているうちにあっという間にきっかり 5 分、山頂駅に到着しました。

山頂駅のホームに停車するロープウェイゴンドラ 山頂駅構内に掲げられた寒霞渓山頂駅の案内板

上りロープウェイの様子は、動画でお楽しみください。

612m 山頂駅へ到着

山頂駅には案内ブースや展示の他、自動販売機などがあります。

寒霞渓山頂駅構内の案内ブースと自動販売機が並ぶ休憩スペース 土産物や観光情報が並ぶ寒霞渓山頂駅の売店エリア 観光案内や展示パネルが設置された寒霞渓山頂駅の受付付近 寒霞渓山頂駅の展示コーナーに並ぶ観光写真や案内板

寒霞渓がロケ地となった映画やテレビ番組のポスターが展示されていました

寒霞渓がロケ地となった映画やテレビ番組のポスター展示

こちらは寒霞渓周辺マップ。

寒霞渓周辺の登山道や展望台を示した地図看板

登山道で行く時はこの経路なんでしょうね。私もこの後行ってみます。

山頂駅を出ると、メインストリートを中心に、飲食店や土産物店、駐車場や各展望台に行けるようになっています。

寒霞渓山頂駅前の商店街と案内板が並ぶ通路

まずは、第一展望台へ行きましょう。

寒霞渓山頂の案内表示と第一展望台方面の入口 第一展望台へ向かう緑に囲まれた遊歩道と木柵

第一展望台

寒霞渓第一展望台の中央に設置された案内盤と周囲の景色

真ん中には、ここから眺めた時に見える湾や山、島などの案内が刻まれています。

第一展望台に設置された周辺の山や湾を示す案内盤の拡大

第一展望台からは、瀬戸内海や土庄港周辺を一望できます。開けていて素敵な眺望です。

第一展望台から望む山並みと広がる瀬戸内海の風景 第一展望台から見下ろす土庄港周辺の町並みと瀬戸内海

ここは先が海ということもあって、開放感が抜群ですね。

第二展望台

続いては第二展望台へ。

第二展望台入口に立つ寒霞渓の石碑と展望エリア 広々とした第二展望台の広場と周囲の景色

ここからは、寒霞渓ならではの奇岩群を一望できます。

第二展望台から望む切り立った奇岩群と緑豊かな山肌 緑に覆われた山々とそびえ立つ奇岩群の景観 瀬戸内海と山並みを背景にした寒霞渓の奇岩群 展望台から望む雲に包まれた寒霞渓の山々と岩肌

晴れている日も爽快ですが、霧掛かると一層幻想的に見えます。

かわら投げにチャレンジ!

第二展望台では瓦投げができます。日本の観光地ではしばしばかわら投げができるところがありますが、寒霞渓のかわら投げは難易度がとても高いです。

第二展望台から望むかわら投げの輪と周囲の山々

どうやって設置したんだろうというくらい断崖絶壁に輪が設置されています。かわら投げですから、あの輪の中に入れることで願いが叶うというものですが、おそらく私が知っている瓦投げの中で最も難易度の高い部類に入ると思います。

断崖の岩場に設置されたかわら投げの輪と背景に広がる山の風景

表神懸十二景遊歩道で鷹取展望台へ。

🕛 10:25

寒霞渓の登山道に鷹取展望台があるので行ってみます。「表神懸十二景遊歩道」というのがいわゆる登山道で、ちょっとした山道になっています。

表神懸十二景遊歩道の入口と案内板が見える登山道の始まり

この遊歩道ですが、思ったよりアップダウンはきつくなく、運動不足でなければ楽しく散策できるくらいの道です。舗装はされていないのでスニーカー推奨です。

木々に囲まれた緩やかな下り坂の山道 新緑に覆われた森林の中を進む遊歩道

分岐に差し掛かったので、左手に進み、登っていきます。

分岐点に立つ鷹取展望台方面の案内板と青い旗 木立の中に立つ鷹取展望台までの距離を示す看板と青い旗

鷹取展望台まで 90 m、あと少しですね。

鷹取展望台まで残り90メートルの案内板と周囲の樹木

緑の中でマイナスイオンを浴びながら登って行きます。気持ちが良いですね。

落ち葉が敷き詰められた森の小道を進む登山道 見上げると木々の葉が広がる緑豊かな登山道

圧巻!鷹取展望台からの眺望!

🕛 10:35

鷹取展望台に到着しました。ここも開けてて景色がとても良いです。

鷹取展望台の広場と設置された木製ベンチから望む景色 木製ベンチと岩場越しに広がる山並みと瀬戸内海の景色 鷹取展望台から望む緑豊かな山々と瀬戸内海の眺望 展望台から見下ろす土庄港周辺の町並みと海

左手に、さっきまでいた第二展望台が見えます。

鷹取展望台から見える第二展望台方面の景色

ここからかわら投げの輪が見えるのですが、やっぱり位置がすごいですね。どうやって設置したんだろう。

岩場に設置されたかわら投げの輪とその背景に広がる山の景色

鷹取展望台はすぐ下が崖なので落ちないように注意してくださいね。

崖際にある鷹取展望台の岩場と遠くに見える瀬戸内海

絶景のアート作品「空の玉」

🕛 10:39

鷹取展望台からさらに奥に遊歩道を進むと、絶景のアート作品「空の玉」がありますので行ってみましょう。

空の玉への案内板と木柵がある森林の小道入口 落ち葉が敷き詰められた森の小道を進む遊歩道

🕛 10:41

鷹取展望台から徒歩 2, 3 分で空の玉に到着しました。

木立の中に設置された球体型アート作品空の玉の全景と案内板 空の玉の説明文が書かれた案内板と背景に見える作品本体

場所が神秘的なところ故、アートが良く溶け込んでいます。

正面から見た金属の輪で構成された球体アート作品空の玉 空の玉の正面に設けられた木製の階段と入口 青空の下に立つ金属製の球体アート空の玉 空の玉内部の床面と円形に広がる金属の輪状構造 空の玉の内部から切り取られた空と外の景色を望む眺め 空の玉の内部から見える寒霞渓の山並みと空の景色

空の玉の中から見る寒霞渓も、奇岩群が主張してて圧巻の景色。

空の玉内部から望む奇岩群と山々の広がり 緑の中に連なる奇岩群とその向こうに広がる海の景色 寒霞渓の奇岩群と山並みが広がる雄大な景観

ここまでの寒霞渓の山の魅力。ぜひ動画でもお楽しみください。

おすすめ!寒霞渓限定グルメ

寒霞渓には食事処「駅前フードコート」があります。

駅前フードコートの外観とメニュー看板が並ぶ入口 駅前フードコートの壁に掲示されたドリンクや軽食のメニュー 駅前フードコート入口脇にある手書きメニューの黒板

ここで販売されている寒霞渓限定のメニューが「オリーブ牛コロッケバーガー」と「オリーブ豚バーガー」です。

オリーブ牛コロッケバーガーとオリーブ豚バーガーの宣伝ポスター フードコート前に並ぶ寒霞渓限定メニューやドリンクの看板

お店の脇に食券販売機があるので、ここで食券を購入します。

食券販売機に並ぶ各種メニューの写真と価格表示 紙幣や硬貨の投入口がある食券販売機の操作パネル

私は「オリーブ豚バーガー」をお買い上げ。

包装紙に包まれたオリーブ豚バーガーと店舗カウンター

お肉が甘くてとてもおいしかったです。

チーズとパティが挟まれたオリーブ豚バーガーのアップ

ちなみに寒霞渓にはイートインスペースがあり、購入したものを外でいただくことができます。

屋外テラスに並ぶ黒いアイアンチェアとテーブル席 屋根付きのイートインスペースに並ぶ白いテーブルと椅子

種類充実!土産物店

寒霞渓を十分楽しんだら、最後はお土産です。

寒霞渓頂上の土産物店は、品数が充実しています。

土産物店の入口付近に並ぶ菓子や飲料の陳列棚 木製棚に整然と並ぶ地元特産品やお土産品 店内中央の陳列台に並ぶ食品や飲料 通路両側に並ぶ多彩な土産物と商品棚の様子 小豆島醤油の瓶や関連商品が並ぶ特設コーナー オリーブオイルや関連菓子を集めた商品コーナー 棚に並ぶ地元特産の佃煮や瓶詰商品

レストラン楓

お土産屋さんの 2 階には「レストラン楓」があります。眺めが良いので、食事を摂るのもおすすめです。

窓から山の景色を望めるレストラン楓の店内席 大きな窓越しに広がる寒霞渓の山々の眺望

喫煙所

山頂駅の隣に、喫煙所が設けてあります。

椅子と灰皿が設置された山頂駅横の喫煙所

愛煙家の方々の人権もきちんと守られている。寒霞渓はそういう優しい世界線の上にあります。

山頂駅 駐車場

山頂の駐車場はとても広いです。駐車場のすぐ目の前が山頂駅やお店なので、立地も最高良いです。

広々とした山頂駅前の駐車場入口 駐車スペースが並ぶ山頂駅前の駐車場 山頂駅の外観とその前の広場

見どころも魅力も満載!滞在時間は長めがオススメ!

私は山頂には 2 時間くらい滞在しました。紅雲亭駅に行って帰ってまで含めると、3 時間弱は滞在したことになります。

それだけ楽しめる内容でしたし、見どころがとにかく沢山ありました。

もしそんなに時間が取れないということなら、鷹取展望台とか玉の空に行かなければ滞在時間 1 時間くらいまでには削れると思います。

寒霞渓の岩峰とロープウェイの景観

帰り道の下りロープウェイでも、上りとは違う絶景を楽しめました。寒霞渓は楽しめる要素がたくさんです。

春の桜、夏の新緑。秋の紅葉、冬の雪化粧。

どの季節に行ってもその美しさと迫力を見せてくれる寒霞渓に、ぜひ足を運んでみてください。

寒霞渓の山々を背景に置かれた瀬戸内レモンレモネードのペットボトル

寒霞渓の見どころや詳細情報について知りたいなら、こちらの記事がおすすめです。

バス、車、ロープウェイなど、寒霞渓への行き方はこちらから確認できます。