- 天岩戸神社 観光ガイド|神話が"実在"する3つの聖地。宮崎・高千穂のスピリチュアルスポット
- 天岩戸神話の舞台、天岩戸神社の見どころを紹介。御神体「天岩戸」を遥拝できる西本宮、天照大御神が最初の住まいとした東本宮、八百萬の神が集った天安河原。3つの聖地の魅力とアクセス、参拝の回り方まで。
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宮崎県高千穂町にある天岩戸神社。日本神話「天岩戸開き」の舞台となった聖地で、高千穂峡と並ぶ人気の観光スポットです。
今回は、西本宮で天岩戸遥拝に参加し、その後天安河原まで歩いた様子をお届けします。神話の舞台を実際に歩くと、どんな景色が待っているのか。写真とともに紹介していきます。
なお、天岩戸神社の見どころについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
天岩戸神社の見どころについて詳しく見る
駐車場に車を停め、西本宮へ向かいます。駐車場は無料で、西本宮のすぐ近くにあるので便利です。

鳥居と社号碑が出迎えてくれます。鳥居をくぐると、緑に囲まれた参道が続きます。

参道は灯籠など建造物と自然が調和しており、神秘的な雰囲気を感じます。

天岩戸神社に来たら、ぜひ参加したいのが「天岩戸遥拝」です。神職の案内で、御神体である天岩戸を拝むことができます。

予約不要で、30分おきに案内があるので、思い立ったらすぐ参加できます。

案内開始時刻になると、休憩所前に参拝者が集まります。神職が来て声をかけてくださいますので、他の参加者と一緒に西本宮へ向かいます。


西本宮の前で、神職から天岩戸神話や神社の歴史について説明を聞きます。

境内の御神木についても解説があります。解説いただくからこそ知れる部分も多く、より一層理解も進みます。参加者みんなで御神木を見上げる光景も、なんだか一体感があって良いですね。

遥拝所に向かう前に、まずは拝殿でお参り。

そしていよいよ拝殿の裏側へ。

なお、ここから先、遥拝所や天岩戸は神聖な場所のため撮影禁止です。ぜひご自身の目でお確かめください。
拝殿裏の遥拝所から、岩戸川の対岸にある天岩戸を拝むことができますが、そこに広がるのは天照大御神が隠れたとされる洞窟。ここからでしか眺めることのできない、神話の舞台を目の当たりにできる貴重な体験。一見の価値ありです。
天岩戸遥拝を終えたら、次は天安河原へ向かいます。西本宮から徒歩約10分の道のりです。





途中、カフェや土産店が並びます。カフェからは岩戸川を臨むロケーションが素晴らしく、おすすめです。






岩戸川へ降りていく道へと入っていきます。天安河原へ続く遊歩道です。




岩戸川の清流が見えてきます。川のせせらぎが心地よく、溢れる自然に、この先にある神聖な場所への期待も膨らみます。



この先が、神話「天岩戸開き」にて八百萬(やおよろず)の神が集ったとされる大洞窟「天安河原」です。
天安河原の大洞窟が姿を現しました。

洞窟の中に鳥居と祠。その周りを埋め尽くす無数の積み石。他では見られない独特の光景が広がります。


積み石は、願いを込めて石を積むと叶うという信仰から、参拝者によって積まれたものです。


天安河原は、天照大御神が天岩戸に隠れた際、八百萬の神々が集まって相談をした場所と伝えられています。神話の舞台に立っていると思うと、感慨深いものがあります。




天安河原は、神秘的な雰囲気と併せて、美しい自然も楽しめるのがおすすめポイントです。大きな自然に囲まれて、深呼吸。日常の忙しなさから解放された気がして、これぞ「旅」を感じられます。


天安河原から戻り、西本宮の駐車場にある土産店「丸菊」に立ち寄りました。

店内には高千穂の特産品やお菓子、雑貨などが多く並んでいます。




店主が梅のお茶を振る舞ってくれました。散策で疲れた体に、塩気のあるお茶が染み渡ります。

こうしたちょっとした交流も、旅の楽しみのひとつですね。

駐車場周辺には他にも飲食店や売店が並んでいるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
天岩戸神社で天岩戸を遥拝し、天安河原の大洞窟を歩く。日本神話の舞台を実際に巡ると、神話が身近に感じられます。
今回の散策は、ゆっくり歩いて約1時間でした。神話に思いを馳せながら、あなたもぜひ特別な時間を過ごしてみてください。
