
- 干潮時だけ現れる奇跡の道!小豆島エンジェルロードでの感動体験を現地レポート
- 1日2回の干潮時だけ現れるエンジェルロードを実際に歩いた現地レポート。海に浮かぶ砂の道の開放感、中余島の絵馬スポット、約束の丘展望台からの絶景まで、小豆島の奇跡の道の魅力を写真とともに詳しく紹介します。
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干潮の時間帯になると、海の上に“砂の道”がすっと現れて、向こうの島まで歩いて行けるエンジェルロード。せっかくなら、その一瞬にぴったり合わせて、心地よく巡りたいですよね。
このガイドでは、現地での楽しみ方や見どころ、渡れる時間に合わせた訪問計画の立て方、そしてアクセス方法までを、初めての方にもわかりやすくご案内します。
エンジェルロードは、香川県小豆島町(土庄エリア)にある干潮時に現れる砂の道です。潮が引くと陸地と小島がつながり、歩いて渡れる体験が人気。夕景の美しさでも知られ、家族旅行やカップル、女子旅の定番スポットとして親しまれています。
海の上に現れる”砂の道”を実際に歩けるのが、エンジェルロード最大の魅力。歩きやすいのは 干潮の前後 約2〜3時間 で、特に干潮のピークに近い時間は道幅が広く安心です。とはいえ、風や波、気圧で幅は少し変わるので無理は禁物。満潮へ向かう時間帯は道が細くなるため、満潮に向かい始める時間の手前で渡るようにするなど、時間に余裕を持って渡るのがおすすめです。
砂浜のような道のため、足を取られたりする場合もあります。道が濡れていることも多いため、靴はスニーカーなど靴底が平坦で滑りにくいものを選びましょう。小さなお子さまとは手を取り合って、潮だまりを避けながら進むと安心です。
そしてエンジェルロードは「大切な人と手をつないで渡ると願いが叶う」と言われています。家族や友だち、パートナーと手をつないで歩けば、思い出もいっそう特別に。安全に気を配りつつ、余裕を持ってゆっくり”砂の道”を楽しみましょう。
エンジェルロードを渡りきると辿り着く中余島。木々には願いを書いた絵馬や貝殻がたくさん結ばれ、風に揺れる景色がとてもフォトジェニック。渡った先に何があるのか。その答えが、ここにあります。
絵馬は 3 種類。ハート型絵馬は小豆島国際ホテルで、ホタテ貝絵馬や天使の羽の絵馬は小豆島とのしょう観光協会(観光案内所)で購入できます。どちらの施設も入口付近にありますので、エンジェルロードを渡る前に購入しておきましょう。
絵馬の種類 | 価格 | 販売 | 営業時間 |
---|---|---|---|
ハート型の絵馬 | ¥500 | 小豆島国際ホテル(1階売店) | 7:00 〜 11:00 15:00 〜 22:00 |
貝殻の絵馬 | ¥730 | 小豆島とのしょう観光協会(観光案内所) | 9:00 〜 16:30 |
天使の羽の絵馬 | ¥650 |
中余島からは、渡ってきた砂の道と穏やかな瀬戸内の海を一望できます。満潮に向かう時間帯の場合は景色に見惚れているうちに道が細くなることがあるので、戻ることを常に念頭に置きながら楽しむことを忘れずに。絵馬を掛ける場所や島内での過ごし方は、現地の掲示・案内に従って楽しみましょう。
エンジェルロードの入口にある階段を上がると、砂の道のカーブから小島の並びまで一望できる「約束の丘展望台」があります。
連なる小島、穏やかな瀬戸内の水平線まで一気に見渡せる展望ポイントです。ここからの眺望は本当に素晴らしく、干潮時、満潮時、どちらのときに訪れても絶景を楽しめます。
そして特筆すべきは、日没前後の風景。海と空のグラデーションが美しく、エンジェルロードのもう一つの美しい表情を堪能できます。
また、約束の丘展望台には愛を誓う鐘が設置されており、実際に鳴らすことができます。カップルに人気のスポットでもあります。
エンジェルロードを歩き終えたら、入口エリアでひと息。観光案内所の近くには「天使のポスト」と「天使の休息(ベンチ)」があり、さっと立ち寄れてとっておきの一枚が狙えます。潮の時間を気にせず楽しめるので、エンジェルロードを楽しんだあとに訪れるのがちょうどいい流れ。
そして、すぐそばの売店 "urara days!" では、写真映えする「恋するソフトクリーム」などのスイーツを販売。歩いた余韻をそのままに、小さなおやつで小休止できます。混雑時はゆずり合いで順番に、撮影は短めにスマートに。トイレも利用できます。
エンジェルロードは干潮の時間帯に砂の道が現れます。目安は干潮の前後 約2〜3時間、つまり干潮時刻前後合わせて 1 回で 4 〜 6 時間出現します。
当日の予想時間は、土庄町の公式サイトで確認できます。旅の日付が決まったら、まずここをチェック。
あわせて、土庄町商工観光課が発行している潮見表も便利です。1年分記載されているので、旅行の計画にも役立ちます。
使い方のコツはシンプル。干潮のピークの30〜60分前に到着を目安に、往復の余裕を確保。サンセットを狙う日は、日没時刻と干潮時刻が近い日を選ぶと、エンジェルロードのもう一つの表情に出会えます。
干潮時刻をピークとして、1 回で 4 〜 6 時間出現するエンジェルロード。いつのタイミングで行くのが最も楽しめるのでしょうか。
公式では、砂の道が現れ始めるころや消え始めるころをおすすめしています。
干潮の始まりや、満潮に向かい始める時間帯は、砂の道がピークより細くなります。これが干潮ピーク時に比べて、より神秘的な「海上に現れた道」を演出し、それが美しく見えるという点があります。
歩きやすさ重視なら最大干潮、雰囲気重視なら前後帯を目安とするのが良いでしょう。
満潮で戻れなくなるリスクを回避するなら、干潮時刻の 60 分前を目安に訪問すると、戻り時間を気にせず、いい感じのエンジェルロードを見られるのでおすすめです。
あとはどれだけ道が開けているか。季節や天候によっても変わりますので、行ってからのお楽しみです。
土庄港からは、バスなら 10〜20 分・車なら約 10 分でアクセスできます。
土庄港発着で迷わず使えるのがオリーブバス。最寄りのバス停は「国際ホテル(エンジェルロード前)」で、降車後は入口まで徒歩数分です。
干潮ピークの30〜60分前に着ける便を選ぶと、現地でゆとりが生まれます。
路線 | 所要時間 |
---|---|
北廻り福田線(上り) | 8分 |
田ノ浦映画村線(田ノ浦映画村行き) | 10分 |
西浦線(東回り) | 13分 |
西浦線(西回り) | 20分 |
見学後に港へ戻るときの路線一覧。最終便の時刻は季節や平日・休日で変わるため、行きがけに確認しておくと安心です。
路線 | 所要時間 |
---|---|
北廻り福田線(下り) | 8分 |
田ノ浦映画村線(土庄港行き) | 10分 |
西浦線(西回り) | 13分 |
西浦線(東回り) | 20分 |
※ 2025年8月時点での情報です。最新の情報は小豆島オリーブバスの公式サイトをご確認ください。
駐車場は、第 1 駐車場と第 2 駐車場の 2 箇所があります。
駐車場 | 場所・台数 | 利用時間・料金 | 備考 |
---|---|---|---|
第1駐車場 | エンジェルロード入口手前 (普通車27台・身障者用2台・大型バス4台) | 普通車: 30分以内300円、以後30分ごと100円 大型車: 60分以内2,000円、以後30分ごと1,000円 (18:00 〜 翌8:00は無料) | 入口に近く便利。干潮前後は混雑しやすい |
第2駐車場 ・しまむら西側 ・セブンイレブン西側 | エンジェルロード入口より徒歩7, 8分 ・しまむら西側: 18台 ・セブンイレブン西側: 32台 | 無料 | 第1駐車場が満車の時はこちらへ。入口まで徒歩圏 |
第一駐車場はエンジェルロードの入口にあり有料です。
第二駐車場はエンジェルロードから徒歩 7,8 分程度のところにあり、無料です。実際に歩いてみましたが、大通りを一本歩くのみでさほど遠さを感じなかったため、こちらでも全く問題ないです。駐車場付近には、ドラッグストア、100円ショップ、コンビニなどが集結しているため、意外と便利です。
潮見表で干潮時刻を確かめ、少し早めに到着して、海の上に現れた砂の道をゆっくりと歩く。中余島では絵馬に願いを結び、約束の丘展望台から全景を眺めて癒やされましょう。そして帰り道は、天使のポストや売店で自分に小さなご褒美を。
潮の満ち引きは緩やかなので、訪問の時間帯さえしっかり余裕を持てば、焦らずに楽しめます。
小豆島で過ごすひとときが、あなたにとって気持ちのいい思い出になりますように。
エンジェルロードへ、いってらっしゃい。
エンジェルロードの雰囲気をもっと知りたいときは、こちらがおすすめです。