- 小田原駅発!超お得な休日限定観光バス「うめまる号」で行く小田原の人気観光スポットまとめ
- 車がなくても大丈夫。うめまる号に乗って、歴史と文化が息づく城下町、小田原を観光しよう。
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400年以上前の石垣が今も残り、相模湾と箱根の山々を一望できる絶景スポット。石垣山一夜城は、豊臣秀吉の大胆な戦略が生んだ歴史の舞台です。
土日祝日なら、観光バス「うめまる号」で小田原駅から15分。さらに無料ガイド付きで城跡を巡れます。
一夜城の歴史と見どころ、そして最も楽しめるアクセス方法を紹介します。

神奈川県小田原市にある石垣山城(石垣山一夜城)は、豊臣秀吉が小田原征伐の際にわずか一夜で築いたとされる城です。1590年(天正18年)、小田原城を包囲する際に石垣山にこの城を築き陣を構えました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 築城 | 1590年 |
| 築城者 | 豊臣秀吉 |
| 別名 | 石垣山一夜城 |
| 文化財等指定 | 国の史跡 / 続日本100名城(No.126) |
| 天守 | 無し |
| 料金 | 無料 |
| 訪問可能時間 | 公園として開放されているため24時間可能 |
| 定休日 | 年中無休 |
| 最寄り駅 | 東海道本線 早川駅 |
| 駐車場 | 58台駐車可能。無料 |
| 所在地 | 〒250-0021 神奈川県小田原市早川1383-12 |
| 公式サイト | 石垣山一夜城 - 小田原市 |
| リーフレット | 石垣山一夜城 リーフレット [PDF] |
実は、一夜で築いたというのは秀吉の仕掛けたトリックです。実際には約4万人を動員し、80日間かけて築城しています。
秀吉は小田原城から見えない山頂の林の中で、密かに工事を進めました。城の構造物が完成すると、周囲の木々を一斉に伐採。突然、山の上に城が姿を現したわけです。
一夜城から見た小田原城

朝目覚めたら、昨日まで何もなかった山の上に城がそびえている。北条氏の兵士たちが衝撃を受け、戦意を失ったと伝えられています。
正式名称は石垣山城ですが、この逸話から「一夜城」の別名で広く知られるようになりました。
一夜城の見どころの一つは、当時のまま現存している石垣です。

一夜城の石垣は、野面積みという、石の形をそのままに積み上げる工法を用いています。
実際に近くで見ると、その迫力に圧倒されます。石を切らずにそのまま使っているわけですから、いくつもの巨石が重なり合っている様は見応えがあります。
石垣山一夜城の野面積み石垣
野面積みは、石垣の工法の中で最も古く、鎌倉時代末期に現れ、本格的に用いられたのは16世紀の戦国時代のことであると考えられています。
一夜城の石垣は、近江の穴太衆(あのうしゅう)と呼ばれる石工の技術者集団によって築かれたとされ、400年以上経った今も往時の石積みがそのまま見られます。
巨大な岩から小さな岩まで、完全にバランスが取れた状態で、この規模で残っているのは大変珍しいです。

綺麗に切り揃えられた石垣も美しいですが、野面積みのように荒々しく、けれども緻密に積み上げられている石垣も力強くて素敵です。
一夜城は、標高 262m の石垣山の頂上にあります。ここからの眺めはとても開放感があって素晴らしいです。
西側には、駒ケ岳を臨む景色が広がります。
石垣山一夜城から望む駒ヶ岳方面の眺望
東側には、相模湾を臨む風景、そして小田原市街地を見渡すことができます。
石垣山一夜城から望む相模湾と小田原市街地
登山はしていないけれど、これだけの開放感と絶景を楽しめるのは、一夜城ならではです。
淀君の化粧井戸は、井戸曲輪と呼ばれる場所にある井戸です。井戸曲輪は、石垣山一夜城の中でも比較的当時の姿をとどめている場所で、井戸もその一つです。パワースポットとして人気があります。

井戸は、直径約 2m, 深さ約 10m の深さがあります。井戸の周囲には、石垣が築かれており、井戸の水を守っています。

井戸の名称は、淀殿がこの井戸を化粧に使用したとされる伝承から、淀君の化粧井戸と呼ばれています。
小田原合戦はおよそ三ヶ月間と長く続いた戦であったため、豊臣秀吉は集まった諸大名の苦労を思いやり、戦が長引くなか、彼らの妻たちを石垣山一夜城へ呼び寄せました。秀吉自身も、淀君を呼び寄せました。
一方で、豊臣秀吉が小田原城の北条氏の降伏を促すために、淀君を石垣山一夜城に呼び寄せたという説もあります。
淀君(淀殿)は、豊臣秀吉の側室であり、秀吉の後継者・豊臣秀頼の生母です。本名は浅井茶々(あざいちゃちゃ)。織田信長の妹・お市の方と浅井長政の長女として生まれました。
しかし、その生涯は波乱に満ちています。父・浅井長政は小谷城の戦い(1573年)で自害、母・お市の方も北ノ庄城の戦い(1583年)で柴田勝家とともに命を落としました。幼くして両親を失った淀殿は、後に豊臣秀吉の側室となり、秀吉の後継ぎ・秀頼を産みます。
そして大坂夏の陣(1615年)。豊臣家が滅亡する際、淀殿は息子の秀頼とともに自害しました。
化粧井戸からは現在でも清水が湧き出ており、淀殿がこの井戸を化粧に使用したとされる伝承が残っています。
幼くして両親を失い、天下人の側室として激動の時代を生き抜きながらも、最期は我が子とともに散った淀殿。その生涯を思うと、井戸に宿るとされる力も、ただのパワースポットという言葉では片付けられない重みがあります。

一夜城の隣には、日本が世界に誇るパティシエ、鎧塚俊彦氏のお店「一夜城 Yoroizuka Farm」があります。

店内には、小田原の自然で育った野菜や花、果物が販売されている他、焼きたてのパンやスイーツの販売もあります。
一夜城 Yoroizuka Farm のパン・スイーツ・地元野菜
購入したものは外のテラス席でも食べられるので、一夜城を歩いた後は、極上のスイーツで疲れた身体を癒やすのがオススメです。

営業時間は10:00〜17:00、定休日は火曜日・水曜日です。レストランのランチは完全予約制なので、事前に予約しておきましょう。
一夜城へのアクセス方法は以下の 3 つです。
自家用車、もしくはレンタカーがある場合は、一夜城まで車で行けば無料駐車場があります。

東海道本線 早川駅から、徒歩約 1 時間で一夜城まで行くことができます。
ただし、急勾配の登り坂を長い距離歩く必要があるため、オススメしません。
最もオススメするアクセス方法はこの観光バスです。
小田原では、土日祝日限定で、観光バス「うめまる号」が運行しています。

小田原駅東口1番バスのりばから乗車できます。1日フリー乗車券は大人600円・こども300円で、どのバス停でも何度でも乗り降り自由です。
小田原観光バス うめまる号 - 小田原市小田原駅から一夜城までは 15 分で到着です。


土日祝日限定で、小田原ガイド協会の方々が、無料で一夜城を案内してくれます。

観光バス「うめまる号」の到着に合わせる形で、大体 4 〜 5 人で 1 グループになってガイドさんと一夜城を散策します。(1人で来た場合も、他の人と一緒に回ることになります)
ガイドさんの案内があれば、一夜城の歴史を知りながら見て回れる。そして見どころを逃す心配も無いのでオススメです。

ガイドは土日祝日のみ。なにより無料なのが驚きです。
うめまる号の運行も土日祝日のみですので、土日祝日に観光バスうめまる号に乗って小田原観光をするのがどれだけお得であるかがよく分かります。
石垣山一夜城は、豊臣秀吉が築城し、自身も滞在した非常に歴史的に価値のある場所です。
現在は公園となっていますが、歩道もしっかり整備されており、広すぎない敷地のため歩くのも苦になりません。散策の所要時間は1時間〜1時間半ほどが目安です。

他にも、何万という兵士が待機した広場や、一夜城が役目を終えた際に意図的に崩した岩など、見どころは多いため退屈しません。
何万という兵士が待機した広場

一夜城が役目を終えた際に、意図的に崩した岩

更には、抜群の絶景と、極上スイーツまで揃っているため、フルコースで楽しめることは間違いありません。
石垣山一夜城は、関東で初めて築かれた総石垣の城であり、石垣の技術の高さや、その規模の大きさから、「続日本100名城」に選定されています。
日本の歴史と文化、そしてスイーツを味わいに、一夜城に足を運んでみてください。
