甲府城(舞鶴城公園)を歩く|秀吉が家康を睨んだ甲斐の要衝を現地レポート

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甲府城(舞鶴城公園)を歩く|秀吉が家康を睨んだ甲斐の要衝を現地レポート

秀吉が築いた甲斐の要衝を現地レポート

豊臣秀吉が徳川家康を牽制するために築いた甲府城。甲斐の要衝として重要な役割を担った城跡は、現在「舞鶴城公園」として整備されています。

南側の鍛冶曲輪門から入城し、日本庭園、鉄門、本丸・天守台を経て、北側の稲荷曲輪・稲荷櫓まで歩いてきました。

この記事では、その散策の様子を順路に沿ってご案内します。

鍛冶曲輪門からの入城がおすすめ!

甲府城には複数の入口がありますが、オススメは南西側の鍛冶曲輪門からの入城です。甲府駅からは少し遠回りになりますが、歴史的な建造物に多く触れられるルートです。

鍛冶曲輪門

白壁と石垣に囲まれた鍛冶曲輪門の入口と瓦屋根の門構え

鍛冶曲輪門(かじくるわもん)は、本丸の南西側に位置する門です。平成9年に復元されました。

薬医門という形式で、前の親柱2本、後ろの控柱2本の上に本瓦葺きの切妻屋根がのっています。

石垣に囲まれた鍛冶曲輪門の木製の門と瓦屋根を正面から見た入口

門の横には潜り戸がついています。では、入城しましょう。

日本庭園

鍛冶曲輪門をくぐると、日本庭園が広がっています。本丸までは、ゆっくり歩いても5分くらいです。

石垣の上に白壁が続く城内の日本庭園と手入れされた生垣

桜が多く植えられています。訪れた3月下旬は見頃を迎えていました。

石垣沿いの遊歩道に咲く桜並木と日本庭園の松が続く春の散策路

通路沿いの庭は手入れが行き届いていて、ゆったりと歩けます。

本丸へ続く石段と手入れされた松が並ぶ城内庭園の広場

石段を上がると、鉄門です。

天守台へ上がる石段と両側に迫る高い石垣

鉄門

石段の上にそびえる白壁の鉄門と両側に積まれた高い石垣

鉄門(くろがねもん)は、本丸と天守曲輪の境にある2階建ての櫓門です。2010年から2011年にかけて復元されました。

石段上部から見上げる鉄門の木製扉と白壁の櫓門の外観

名前の通り、門の扉は鉄製です。厚さ約1センチの鉄板で作られており、火縄銃の攻撃にも耐える造りになっています。

鉄門の木製扉越しに見える甲府市街と桜並木の眺め

鉄門をくぐると、本丸エリアです。

本丸

広々とした本丸広場の芝生と奥に見える天守台の石垣

本丸は広場になっています。天守は現存していませんが、天守台に上ることができます。

天守台へ続く石段と左右にそびえる石垣の迫力ある眺め

天守台は展望デッキになっており、甲府市内を見渡せます。

天守台からの眺め(南側)

天守台から見渡す甲府市街と高層ビルが並ぶ南側の眺望 天守台の木柵越しに広がる甲府市街と遠くの山並み

天守台からの眺め(北東側)

天守台から見下ろす甲府の街並みと復元櫓門が見える北東側の景色

天守台からの眺め(北側・甲府駅方面)

天守台から見下ろす甲府駅周辺の街並みと桜が点在する本丸広場

天守台から本丸広場を見下ろす

天守台から見下ろす本丸の広場と石垣越しに広がる甲府市街

稲荷曲輪

天守台を降りて北に向かうと、稲荷曲輪(いなりくるわ)に出られます。行ってみましょう。

天守台の巨大な石垣が続く稲荷曲輪沿いの遊歩道

天守台の石垣が壮大です。

石垣と木柵に挟まれた稲荷曲輪へ続く緩やかな坂道

この経路は坂道になっており、階段を使わずに本丸広場まで行けます。ベビーカー利用のファミリーには、北側からの入場がおすすめです。

稲荷曲輪の広場に咲く桜と奥に見える白壁の櫓門

稲荷曲輪に到着です。本丸の北側に位置する曲輪で、現在は広場になっています。

稲荷櫓の軒下から望む稲荷曲輪の芝生広場と咲き誇る桜

稲荷櫓

稲荷曲輪の東側に、稲荷櫓(いなりやぐら)があります。中に入れます。

稲荷曲輪の桜並木と櫓門を示す赤い矢印とココの文字

稲荷櫓は2階建てで、甲府城に関する展示が行われています。入館無料です。

稲荷櫓の展示室に並ぶ家紋入りの幟と展示ケース

金箔鯱瓦(きんぱくしゃちほこがわら)

金箔の鯱瓦の頭部がガラスケース内に並ぶ展示

鯱瓦(しゃちがわら)

黒い鯱瓦が二体並ぶ展示で鱗や顔の造形が見える

2階には甲府城全体のジオラマ模型も展示されています。

稲荷櫓内部の漆喰塗りの通し柱と木組み天井、2階へ続く階段

石垣の迫力と天守台からの眺望が魅力の城跡

鍛冶曲輪門から入城し、日本庭園、鉄門、本丸、稲荷曲輪と歩いてきました。

壮大な石垣、天守台から見渡す甲府盆地、稲荷櫓での展示。見どころが詰まった城跡です。

甲府を訪れたら、ぜひ甲府城を歩いてみてください。

石垣と白壁の上に咲き誇る桜並木が続く甲府城の春景色