- 金沢で朝8時から朝食が食べられる『こめじるし』金沢城すぐ、能登島の器で炊く体に優しい和定食
- こめじるしは、石川県金沢市大手町にある朝食・昼食専門の和定食店。能登島の陶房が手掛ける緑釉羽釜で能美市・岡元農場のコシヒカリを炊き上げ、発酵食品や旬の野菜を添えた日替わりの朝定食を、夫婦二人三脚で提供しています。
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甲府市内にある喫茶店「六曜館珈琲店」を紹介します。

六曜館(ろくようかん)珈琲店は、山梨県甲府市にある創業 55 年以上の老舗喫茶店です。大正ロマン、昭和レトロな雰囲気の店内にはジャズが流れ、落ち着いた雰囲気の中で静かな一時を過ごすことができます。
六曜館の特徴は、なんといってもこの店構えです。

甲府市街のど真ん中にあり、周囲は現代的なビルが立ち並ぶ中、いきなりこの佇まいが出現します。知らずに遭遇した人なら間違いなく驚くでしょう。

オーナーであり六曜館を運営するマダムによると、その昔、山梨県知事の息子が外国の植物をくださったようで、マダムは嫌がったのですが旦那さんが「いいじゃないか」と持ち込んだところ、あれよあれよという間につるが伸び、建物の下にも潜り、やがて建物全体を覆ってしまったのだそうです。

「昔は除去したりもしたんだけれど、どんどん伸びてくるし、もうどうしようもないからそのままにしているわ。」
マダムは苦笑いしながら話されていました。
でも結果的にはこのつるが衝撃的なまでの世界観を作り出していて、まるでジブリの世界のようで美しいです。鮮やかな緑の葉に覆われた建物は、本当に異世界のもののように見えます。


六曜館の店内は、アンティークな家具や調度品が並び、大正ロマンの雰囲気が漂います。壁には、レトロなポスターや絵画が飾られており、ゆったりとした時間を過ごすことができます。


昔の喫茶店には必ず設置されていた特殊簡易公衆電話、通称「ピンク電話」が置いてありました。こちらはおそらく現役なのかな?



昔の甲府駅前の写真が飾られていました。

いつの時代の写真か聞き忘れましたが、それなりに自動車が走っているところを見ると大正、もしくは昭和初期でしょうか。
店内には、1953 年(昭和 28 年)頃の電話である「23号自動式壁掛電話機」が展示されています。

昭和 28 年に登場した 23 号自動式壁掛電話機は、戦後増加する電話加入者に対応するための苦肉の策として作られたものでした。
戦後、電話の需要は急増。しかし、当時使われていた 2 号自動式電話機は性能が十分ではなく、回線数増強の工事が必要でした。最新式の 4 号電話機は供給が追いつかず、余っていた 3 号電話機の部品を使って、既存の 2 号自動式電話機を改造して作ったのが 23 号自動式電話機です。
日本の電話の歴史

23 号自動式壁掛電話機は、一時しのぎの生産であったため、その後フラグシップモデルの生産が間に合うと、昭和34年頃から順次淘汰されました。今となっては大変貴重な電話機です。

六曜館のメニューです。

六曜館ではモーニングはやっておらず、朝食は「軽食」から選択します。

マダムに六曜館ブレンドをオススメいただいたので、六曜館ブレンドとトーストを注文しました。

程よく焼かれたトーストとコーヒーの香りがこの店内の雰囲気とマッチして、喫茶店で過ごすことの喜びを増幅させます。

六曜館ブレンドは、深煎りのコーヒーとのことで、コクが有りながらもスッキリした味わいで大変美味しかったです。

六曜館は、おばあちゃん(マダムと呼んでいます)が運営しています。
マダムはサバサバしていますが、とても面倒見が良いんだろうなって感じる。そんなマダムが作り出す大正ロマン風の店内と、美味しいコーヒー。
外観からは想像もつかない、上質で上品な時間を過ごすことができます。

実際に生きてきたからこそ、作り出せるものがあります。
六曜館の雰囲気は、マダムが実際に生き、肌で感じてきたものであるからこそ作り出せたものだと思います。
大正ロマンや昭和レトロは、作り出そうとして作れるものではありません。時間というエッセンスがあって初めて成立するもの。
まるで、自分がその時代にタイムスリップしたかのような。この喫茶店にはその雰囲気をとても濃密に感じることができます。

不思議な外観。でも入ってみれば素敵な店内とマダムがあなたを迎えてくれるでしょう。
今年で 55 年目となる、甲府市にある老舗喫茶店「六曜館」へ、あなたも足を運んでみてください。
