鬼石坊主地獄|七地獄で唯一"色のない"異世界。モノクロームの熱泥が噴き上がる無彩色地獄 - 別府温泉地獄めぐり

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鬼石坊主地獄|七地獄で唯一"色のない"異世界。モノクロームの熱泥が噴き上がる無彩色地獄 - 別府温泉地獄めぐり

別府温泉の別府地獄めぐり 7 ヶ所の 1 つ「鬼石坊主地獄」を紹介します。

鬼石坊主地獄

紫ののれんに鬼石坊主地獄と書かれた入口と石畳の参道

鬼石坊主地獄(おにいしぼうずじごく)は、大分県別府市にある別府地獄めぐり 7 ヶ所の 1 つです。粘土質の泥中に湯玉が次々と湧き上がる「熱泥地獄」と、勢いよく噴気を拭き上げる「鬼の高鼾」が特徴的な地獄です。

鬼石坊主地獄 基本情報
項目内容
泉質ナトリウム一塩化物泉
温度約99℃
営業時間8:00 〜 17:00
定休日年中無休
観覧料金大人(高校生以上):¥500 / 子供(小・中学生):¥250
禁煙・喫煙喫煙所なし
アクセス(車)大分自動車道別府ICから約5分(約2km)
アクセス(バス)JR別府駅西口から亀の井バス鉄輪行き約20分、海地獄前下車徒歩1分
所在地〒874-0045 大分県別府市鉄輪559-1
公式サイトhttps://oniishi.com/oniishi-bouzu-jigoku/

鬼石坊主地獄は、別府地獄めぐり 7 ヶ所では南に位置しています。すぐ隣りに海地獄があり、かまど地獄からも徒歩 5 分程度で行けます。

別府地獄めぐり七か所の位置関係と鬼石坊主地獄の場所が示された地図

他の地獄と一線を介すモノクロームの世界

鬼石坊主地獄の灰色の熱泥が岩に囲まれて泡立つ小さな泥池

鬼石坊主地獄の特徴は、灰色の熱泥が大小の球状をなして沸騰する様子が見られるところです。この様子が坊主頭に似ていることから、鬼石という地名に由来して「鬼石坊主地獄」と呼ばれるようになりました。

灰色の熱泥が盛り上がり波紋が広がる鬼石坊主地獄の泥面

鬼石坊主地獄の熱泥は、地下の熱水が地表に噴き出すことで形成されます。熱水は、地下のマグマや地熱によって加熱された地下水です。鬼石坊主地獄の熱水は、硫化水素やメタンなどのガスを多く含んでいます。

白い熱泥が広がる池と蒸気が立ち上る鬼石坊主地獄の景観

熱泥地獄の色は白に近いグレーで、泥温泉のような色合いです。間近で見ると、その美しさに驚かされます。

白い熱泥の池と石組みが庭園に溶け込む鬼石坊主地獄の全景

迫力の間欠泉「鬼の高鼾」

岩場の隙間から白い蒸気が勢いよく噴き上がる鬼の高鼾

鬼の高鼾(おにのたかいびき)は、間欠泉です。約 10 分間隔で噴き上がり、100℃の蒸気が鬼のいびきのような大きな音を立てて上昇します。

温泉ガスが立ち込める岩場と白い湯けむりに包まれた鬼の高鼾

岩と岩の間から吹き出す蒸気がかなり迫力があります。一方で、吹き上がった蒸気に太陽の光が当たると、光のカーテンのように見え幻想的な光景が広がります。

岩だらけの噴気口から湯けむりが広がる鬼の高鼾の噴気場

広めでゆったり休憩できる足湯

鬼石坊主地獄には足湯もあります。足湯は泥湯ではないので気軽に入れます、タオルなどは無いので持参しましょう。

石積みの島を囲む円形の足湯と木のベンチで休む入浴者 足湯の透明な湯と石張りの縁に沿って並ぶ木製ベンチ

鬼石名物「地獄蒸し焼きプリン」「温泉ゆでたまご」

鬼石坊主地獄の売店と湯けむりが立ち上る蒸し釜エリア

鬼石坊主地獄には売店「一休み こびり」があり、独自のメニューが人気です。

一番人気は「地獄蒸し焼きプリン」と「温泉ゆでたまご」

その他にも、地獄で蒸した「冠地どりまんじゅう」など、バラエティに富んでいますので、是非味わってみてください。

七地獄で唯一、色のない異世界へ

灰色の熱泥が湧き上がる熱泥地獄、100℃の蒸気が轟く鬼の高鼾。

鬼石坊主地獄は、七地獄で唯一の無彩色の世界です。

灰色の熱泥が丸く盛り上がり泡が弾ける鬼石坊主地獄の泥池 丸い坊主頭のように熱泥が持ち上がる瞬間の近景

鬼石坊主地獄は、733年に記された「豊後風土記」に登場するほど長い歴史を持ち、明治時代には既に観光名所となっていました。

当時は熱泥により稲が育たず、人々の暮らしもできない地獄の土地でしたが、このような自然現象が人々の間で話題になり、長い年月を経て観光地となりました。

鬼石坊主地獄の園内の石畳の通路と湯けむりが見える休憩所 園内を流れる赤茶色の温泉の小川とベンチのある庭園風景

モノクロームだからこそ、際立つ熱泥の動きや質感。膨らんでは弾け、また膨らむ。その繰り返しを眺めていると、時間を忘れてしまいます。

熱泥が丸く膨らみ同心円の模様が広がる鬼石坊主地獄の泥面

実際に訪れて、その独特な光景を体感してみてください。

観覧通路から見た鬼石坊主地獄の広い熱泥池と湯けむり
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