- 福岡城 観光ガイド2026|幻の天守復活か?江戸時代から残る櫓・1000本もの桜・鬼滅の刃との縁など見どころ徹底解説
- 天守閣は存在したのか?2024年の新発見で注目を集める福岡城を徹底ガイド。重要文化財の櫓から1,000本の桜、鬼滅の刃との縁まで、観光前に知っておきたい情報を網羅。
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福岡城は、黒田官兵衛・長政親子が築いた筑前52万石の居城です。日本100名城にも選定されています。
今回訪れたのは3月下旬。実際に歩いた順路に沿って現地の様子をお届けします。福岡城の歴史や各スポットの詳細については、以下の見どころ記事で詳しく紹介しています。
福岡城の見どころについて詳しく見る
今回歩いたのは、城の正面入口にあたる上之橋から天守台を目指すルートです。所要時間は1時間ほど。枡形構造の門や怪談の残る扇坂御門を通りながら、景色を観に天守台を目指します。

地下鉄赤坂駅2番出口から徒歩約5分。上之橋に到着しました。

上之橋は江戸時代、藩主や客人が渡る公式の出入口でした。「上の橋大手門」とも呼ばれ、下之橋よりも格式が高い正門として使われていました。

橋のそばに立つと、内堀の広さに驚かされます。水面に映るビル群と石垣のコントラストが印象的でした。

白壁の土塀と石垣が続く通路を歩きます。

上之橋から進むと、東御門跡に差し掛かります。

門を入ると右手に直角に曲がる階段があります。敵が一気に攻め込めないよう、枡形と呼ばれる構造になっています。実際に歩いてみると、石垣に囲まれた狭い空間で身動きが取りにくく、守りの堅さを実感できます。


東御門を抜けると、広場に出ます。

この広場には烽火番所跡や東二の丸跡の石碑が残っています。


広場からはテニスコートや陸上競技場が見渡せます。城跡の中に学校やスポーツ施設があるのは珍しいですね。

広場の先に扇坂御門が見えてきました。

扇坂御門は、城内で働く人々や庶民が使っていた門です。

かつては2層の櫓門が建っていました。今は石垣だけが残っていますが、門の雰囲気は十分に伝わってきます。

福岡城には「お綱門」と呼ばれる怪談の残る門があり、この扇坂御門がその門だという説があります。
江戸時代、二代目藩主・黒田忠之の近臣・浅野四郎左衛門の妻・お綱は、夫に裏切られ別宅に追いやられました。生活に困窮したお綱は精神的に追い詰められ、ついには悲劇を起こしてしまいます。お綱は城内の門に手をかけたまま絶命し、その門は「お綱門」と呼ばれるようになりました。
以来、その門に触れると熱病にかかるという噂が広まりました。

今ではそんな話も昔のこと。石垣に触れても何も起きませんでしたが、歴史を知ると少しドキドキしながら通り抜けました。
扇坂御門を抜けると、梅園があります。

梅の木は約270本。見頃は2月中旬から3月上旬頃です。今回は3月下旬の訪問だったので花は終わっていましたが、木々の間を歩くだけでも気持ちの良い場所でした。

梅園を抜けると、いよいよ天守台です。

福岡城に天守は残っていませんが、天守台は残っています。現在は展望デッキとして整備され、自由に登ることができます。

天守台へ向かう道を歩きます。


通路が枡形になっているのがわかります。天守への入口だけあって、ここも守りが堅い構造です。


通路が狭くなっている箇所もありました。大勢で一気に攻め込めないよう工夫されています。

石畳を歩いて、展望デッキへ向かいます。

天守台には木製の展望デッキが設置されています。

石垣の迫力がすごいです。

階段を上がってみます。

階段を上がった先にも展望スペースがあり、ここからでも十分に景色を楽しめます。



さらに上へ進みます。

大天守台跡には、天守の柱を支えていた礎石が残っています。





敷地は東西約25m、南北約22m。その中に40個近い礎石が整然と並んでいます。これほどの規模の礎石群が残っているのは珍しく、大きな天守が建っていた可能性を感じさせます。
最上層の展望デッキへ上がります。

大天守台の展望デッキに到着しました。市街地から約30m高い位置にあり、開放感抜群です。

福岡市内を360度見渡すことができます。


福岡タワーも見えました。


眼下には先ほど歩いてきた道も見えます。

上之橋から天守台まで、福岡城を歩いてきました。雨天ではあったものの、晴天時とはまた違う、静かな侘び寂びを感じられる雰囲気も素敵でした。
また、迫力ある石垣と枡形構造の門、怪談の残る扇坂御門など、歩いているだけで歴史を感じられる場所でした。天守台からの眺めも開放感があり、福岡の街を一望できます。
なお、今回散策したルートは天守台をメインに目指したため、施設や建造物には立ち寄りませんでした。福岡城には、築城からずっと残る多聞櫓、2025年に復元された潮見櫓、下之橋御門、など歴史的な建造物も沢山あります。他にも、福岡城築城よりさらに古い、1300年前の遺跡を展示している鴻臚館跡や、福岡城むかし探訪館・三の丸スクエアといった施設まで。しっかり巡ると内容も充実しており楽しめる。それが福岡城です。(詳しくは観光ガイドをご覧ください)

さらに、福岡城は春になるとさくらまつりが開催され、約1,000本の桜が咲き誇ります。桜の時期に訪れるのもおすすめです。
歴史的な櫓、復元された櫓を巡り、天守台から福岡の街を見渡す。そんな散策体験ができる福岡城に、ぜひ足を運んでみてください。