高松・瓦町の讃岐うどん名店「さぬき麺之介」職人のこだわりが詰まった一杯を実食レポート

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高松・瓦町の讃岐うどん名店「さぬき麺之介」職人のこだわりが詰まった一杯を実食レポート

香川・高松で讃岐うどんを味わうなら、地元で評判のこの一杯へ

香川県を訪れたら一度は食べておきたい名物料理。それが「讃岐うどん」です。全国的にも知られるご当地うどんですが、本場・香川では、店ごとに麺のコシや出汁の風味が異なり、奥深い味わいを楽しめます。旅の目的に「うどん巡り」を加える人も少なくありません。

なかでも今回ご紹介するのは、香川県高松市の中心部・瓦町エリアにある「さぬき麺之介」。職人の技が光る手打ちうどんに加え、天ぷらや地酒なども楽しめる、地元でも評判の一軒です。お店の雰囲気やアクセス情報も含めて、詳しくお届けします。

さぬき麺之介

夜のさぬき麺之介の店舗外観。暖簾が下がる入口と木のベンチが置かれた路地沿いの様子

さぬき麺之介は、香川県高松市・瓦町駅から徒歩2分の場所にあるうどん店。熟練のうどん職人が、注文ごとに麺を切り、茹でたての一杯を提供する本格派の店です。地元客のみならず、観光客からも評判の高いお店として知られています。

営業時間
7:00~16:00
17:00~25:00 頃
定休日
不定休
電話番号
087-802-2696
公式サイト
https://www.facebook.com/mennosuke
アクセス
琴平線「瓦町駅」西口より徒歩 3 分
所在地
〒760-0052 香川県高松市瓦町 1-7-3

落ち着いた店内とこだわりのうどんづくり

店内はこぢんまりとしながらも、どこか温もりを感じさせる空間。カウンター席と小さなテーブル席が設けられ、地元客や一人旅の観光客にも過ごしやすい雰囲気です。壁際には冷蔵庫が並び、地ビールや地酒のラベルが見えるように陳列されています。

店内のテーブル席と壁の手書きメニュー。冷蔵庫も見えるにぎやかな空間 店内奥の冷蔵庫と酒類が並ぶ棚。地酒やビールが陳列された店内の一角。奥にはカウンター席も見える

テーブルには、調理のこだわりを伝える店主からの案内が掲示されています。

テーブルに置かれた店主からの案内文。手打ちうどんへのこだわりが書かれている

当店は真面目に本物の「讃岐手打ちうどん」を提供する店です。注文をお受けしてから麺を切り一回のご注文毎にお作りしています。切りたて茹でたての美味しさをご堪能下さい。

お急ぎの方は初めにお申し付け下さい。早くお出しすることも出来ますがお勧めは致しません。

作り置きをお出しすることになります。


注文を受けてから麺を切り、1食ずつ茹でるという手間を惜しまない姿勢は、まさに職人仕事。作り置きでは味わえない、茹でたての食感と香りを大切にしていることが伝わります。急ぎの場合の配慮もあるものの、「本当のおいしさはその一手間にある」と語りかけてくるようです。

うどんと楽しむ一杯と、食後のうれしいサービス

さぬき麺之介では、うどんと一緒に楽しめるアルコールドリンクも豊富に用意されています。香川県産のクラフトビール「さぬきビール」や地酒「國重(くにしげ)」など、地元の味を引き立てる銘柄が冷蔵ケースにずらりと並びます。深夜2時まで営業しているため、食事のついでに軽く一杯という使い方にも適しています。

瓶ビールやソフトドリンクが並ぶ冷蔵ケース。上段には手書きの案内札や調味料が並ぶ

食後には、セルフサービスで提供されている無料のアイスコーヒーもぜひ。後味すっきりの一杯は、揚げ物や濃いめの出汁を味わったあとにぴったりで、食後の満足感をさらに引き立ててくれます。

セルフサービスで提供されているアイスコーヒーと紙コップが置かれた冷蔵庫の上部

ソフトドリンクの選択肢も充実しており、コーラ、バヤリース、ジンジャエール、烏龍茶などのラインナップが揃っています。

ガラス扉の冷蔵庫に並ぶ一升瓶を眺めるのも楽しみのひとつ。うどん屋でありながら、地酒を通じて香川の食文化にも触れられる一軒です。

ガラス扉の冷蔵庫にずらりと並んだ香川県の地酒。國重などの銘柄が見える

揚げたての香りに食欲そそられる天ぷらぶっかけうどん

この日いただいたのは「天ぷらぶっかけうどん」。注文から約10分後、湯気とともに運ばれてきました。

天ぷらぶっかけうどんの俯瞰。エビや野菜の天ぷらと大根おろしが讃岐うどんに添えられている

目を引くのは、彩り豊かな盛り付けと、天ぷらのこんがりとした衣。大根おろしとわかめが添えられ、見た目にも爽やかな印象を与えます。

太めの麺は、讃岐うどんらしいしっかりとしたコシがあり、噛むたびに小麦の風味が広がります。揚げたての天ぷらは軽やかな食感で、出汁との相性も良好。天つゆが全体をほどよくまとめ、後味まで楽しめる一杯です。

天ぷらぶっかけうどんの縦構図。揚げたての天ぷらとつややかな麺が盛られた一杯

見た目以上にボリュームがありながらも、最後まで飽きることなく食べ進められました。麺・出汁・具材それぞれの完成度が高く、印象に残る一皿です。

香川を訪れたら一度は寄りたい、職人仕込みの讃岐うどん店

夜の瓦町駅前の風景。イルミネーションとビルのネオンが光る駅前広場

高松市の瓦町駅から徒歩2分とアクセスが良く、夜は深夜 1 時(場合によっては2時)まで営業している「さぬき麺之介」。夜の一杯や締めのうどんにも立ち寄りやすい一軒です。

本場・香川の味を求めるなら、ぜひ職人の手で丁寧に仕上げられた一杯を。麺のコシ、出汁の風味、揚げたての天ぷらまで、讃岐うどんの真髄を味わえます。

なお、人気店のため混雑する時間帯もありますが、夜は比較的空いている 21:00 以降の訪問ならスムーズに入店できることが多いようです。ぜひチェックしてみてください。

店舗のエントランス。年季の入った暖簾が歴史を感じる。
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