- 阪神百貨店梅田本店グルメ攻略ガイド|ランチもディナーも乾杯も!予算で選べる3つのフロア
- 阪神百貨店梅田本店の3つのグルメフロアを徹底解説。ランチ・ディナー・昼飲みまで、予算やシーンに合わせて楽しめる大阪屈指の百貨店グルメを紹介。
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大阪駅周辺には数多くのグルメスポットがありますが、その中でいま注目を集めているのが、KITTE大阪に新しく登場した「うめよこ」です。気軽に利用できて選択肢が多く、誰と行っても使いやすいという声が広がり、連日多くの人でにぎわっています。
本記事では、うめよこの特徴や魅力、訪れる前に知っておきたいポイントをわかりやすくまとめました。「どんな雰囲気?」「どんな楽しみ方ができる?」と気になっている方は、ぜひ参考に読み進めてみてください。

うめよこは、KITTE大阪の地下一階にあるグルメスポットです。老舗・名店・人気店などが集い昼飲みもできる他、地下にありながら開放感のある「新感覚の横丁スタイル」が話題を呼んでいます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市北区梅田3-2-2 JPタワー大阪 B1 |
| 営業時間 | 11:00 〜 23:00(店舗により異なる) |
| 定休日 | 施設に準ずる |
| 公式サイト | https://osaka.jp-kitte.jp/ |

「横丁」とは、表通りから一本入った細い路地やガード下などに、居酒屋や飲み屋がひしめき合うエリアのこと。昭和の香りが残る東京・有楽町のガード下などが有名です。うめよこは、KITTE大阪の地下一階というフードエリアに、現代版の“横丁”を作り出しました。


一見すると「よくあるグルメエリア」に見えますが、実際はまったくの別物。ずらりと並ぶすべての店舗がオープンスタイルを取り、通路に面して壁やドアは一切ありません。ここが「現代版の横丁」である理由です。


店内の様子も賑わいもよく見えますし、何より、地下とは思えない施設全体の開放感。金曜の夜ともなれば、各店の盛り上がりが通路に広がり、まるで有楽町のガード下のような賑わいを体験できます。


うめよこには、ジャンルもスタイルも異なる全17店舗が集まり、一つのエリアで多彩な食体験ができるのが特徴です。和食・洋食・中華はもちろん、立ち飲み、しっかり食事、サクッと一杯など、利用シーンも幅広く対応しています。まずは、どんなお店が揃っているのか全体像を押さえておきましょう。
| 店名 | ジャンル | 特色・コンセプト |
|---|---|---|
| 壱岐島 | 海鮮 | 壱岐直送の新鮮魚介を味わえる海鮮居酒屋 |
| すし酒場さしす | 海鮮 | 職人厳選食材を使うカジュアル寿司居酒屋 |
| Luv.Fish?大阪 | 海鮮 | 丁寧な手仕事が光る魚料理と美酒の店 |
| 肉と魚がうまい酒場ニューツルマツ | 和食 | 鮮魚とホルモンを楽しむ大衆居酒屋スタイル |
| 大旦那 | 和食 | どぶ漬け瓶ビールと創作料理が楽しめる |
| 角打ち 小野の離れ | 和食 | 九州の食材と炭火焼を楽しむ角打ちスタイル |
| 川北商店 | 焼鳥 | 三重発祥の鶏料理を現代に再現した焼鳥店 |
| 揚八 | 串カツ | 四季の串カツと発酵おばんざいを楽しめる |
| ニカイノオアシス | 天ぷら | 出汁香る天ぷらと肴を気軽に味わえる店 |
| 水炊きおでん ヤマニ | おでん | 鶏だしが染みる水炊き風おでん専門店 |
| 仙台牛たん串 きぐし | 牛タン | 創業49年の技が光る本格牛たん串スタイル |
| 舎鈴 | ラーメン | 濃厚スープと特注麺の本格つけめん専門店 |
| たこ焼き発祥の店 大阪玉出 会津屋 | たこ焼き | ソース不要の元祖たこ焼きを味わえる老舗 |
| 店名 | ジャンル | 特色・コンセプト |
|---|---|---|
| 中華バルサワダ | 中華バル | ミシュラン品質の中華を気軽に楽しめるバル |
| 店名 | ジャンル | 特色・コンセプト |
|---|---|---|
| コロッセオ バル | イタリアンバル | 老舗イタリアンの味を気軽に楽しむバル |
| petit comptoir | フレンチバル | 惣菜や串焼きが人気のカジュアルフレンチ |
| BLARNEY IRISH PUB & CAFÉ | アイリッシュパブ・カフェ | ギネスと本場料理を楽しむアイルランド酒場 |
長い年月を経てなお愛され続ける老舗の味には、時代を越えて人々を惹きつける“理由”があります。磨き抜かれた技とこだわりの一品は、うめよこのラインナップの中でも格別の存在感を放ちます。

会津屋は、1933年(昭和8年)創業の、たこ焼き発祥の店として知られる名店です。ソースを使わず、だしの旨みだけで味わう昔ながらのスタイルは、まさに“元祖”の風格。ふわりと香る出汁と軽やかな食感は、長年受け継がれてきた職人技の結晶です。

きぐしは、1975年(昭和50年)創業の牛たん専門店「喜助」が手掛ける新業態。老舗の伝統を受け継ぎながらも、牛たんを“串”で楽しむという新しいスタイルを提案しています。部位ごとに異なる旨みを引き出す繊細な仕込みと焼きの技は、長年培われた技術があるからこそ成せる技。気軽ながらも奥深い味わいが楽しめます。
確かな評価を獲得してきた名店には、一皿に込められた“説得力”があります。厳選された食材、研ぎ澄まされた技、そして評価を裏付けるストーリー。そのすべてが、ここうめよこでも堪能できます。

コロッセオ バルは、1982年創業の本店が、1998年にイタリア政府より「リストランテ・イタリアーノ」の認定を受けた実力派。イタリア郷土料理の伝統を大切にしつつ、バルとして気軽に本格の味を楽しめるのが魅力です。ワインと合わせれば、味わいの奥行きが一層品よく広がります。

中華バルサワダは、ミシュラン一つ星を獲得した名店「中国菜エスサワダ」が手掛ける新しいスタイルの中華バル。名店の技術とセンスを継承しながら、バルらしいカジュアルさと躍動感のある料理が楽しめます。上質な中華の世界観を“肩ひじ張らず”に味わえるのも魅力のひとつです。
各地で人気を確立したブランドが「うめよこ」に集結しているのも見逃せないポイント。話題性だけでなく、既にファンの多い実力派の味を、駅直結の便利さで楽しめるのが魅力です。以下は、注目の“新展開”となる7店舗です。
| 店名 | 特徴 |
|---|---|
| 角打ち 小野の離れ | 福岡発・人気の小野グループが手掛ける新展開の角打ちスタイル |
| 大旦那 | 天満で人気のレトロ酒場が、KITTE大阪に立ち飲み業態で登場 |
| ニューツルマツ | 大阪で人気のNFIグループ酒場が、駅前立地で使いやすく進化 |
| 揚八 | 大阪・東京で展開する、スタイリッシュな空間が特徴の串カツ人気店が、“横丁仕様”で出店 |
| すし酒場さしす | 大阪発の人気寿司酒場が、KITTE大阪でさらに利用シーン拡大 |
| 壱岐島(IKINOSHIMA) | 淀屋橋駅にある壱岐直送鮮魚の人気店が、KITTE大阪に新たな拠点をオープン |
| Luv.Fish?大阪 | 福島の人気割烹が手掛ける、洗練された海鮮ダイニングが梅田に新展開。東京丸の内にある「Luv.Fish?東京」も大人気。 |
| 舎鈴 | 「日本一有名なつけめん」と称される六厘舎ブランドのつけめん専門店が、大阪で希少な新出店 |


こうした人気店の“食べ比べ”ができるのも、うめよこならではの楽しみ方です。
多彩な食文化が集まるうめよこでは、日本の食だけでなく本場さながらの海外グルメも味わえます。横丁にいながら世界へ旅するような、心躍る体験ができる2店舗をご紹介します。

BLARNEY IRISH PUB & CAFÉは、アイルランド発祥のパブ文化を気軽に楽しめる一軒。ギネスビールをはじめとした本場のドリンクや、フィッシュ&チップスなどのフードが揃い、朝から夜まで多彩なシーンで利用できます。伝統とカジュアルさのバランスが心地よく、まるで海外のパブを訪れたようなひとときを味わえます。

petit comptoirは、梅田で人気のフレンチバル。本格フレンチのエッセンスを凝縮した惣菜や、ワインに寄り添う料理の数々は、気軽なバル使いでありながらも洗練された味わい。食事にも、軽く一杯にも心地よいフランスの風が香ります。平日限定のランチセットもおすすめ。
うめよこには、既存のジャンルにとらわれず、新しい発想で“食体験そのもの”を提案する個性派の店があります。ここでは、うめよこの中でも特にコンセプトが光る3店舗をご紹介します。

ヤマニは、「水炊き」と「おでん」という和の人気料理を掛け合わせた、新しいスタイルのお店。鶏の旨みを生かした出汁で煮込むおでんは、やさしい味わいながら奥行きがあり、心ほどける美味しさです。ほっと癒されたい時に立ち寄りたい一軒。

ニカイノオアシスは、天ぷらに割烹の上質さを取り入れた、肩ひじ張らずに楽しめる和のダイニング。揚げたての天ぷらをつまみに、思い思いの時間を過ごせる“憩いの場”として人気です。落ち着いた雰囲気で、誰と訪れても心地よく過ごせます。「天ぷら」と「割烹」という、一見高級店のようなコンセプトですが、リーズナブルに提供している点もポイントです。

揚八は、串カツに“発酵おばんざい”という和の知恵を掛け合わせた一店。身体にやさしい発酵料理と、揚げたての串カツを一緒に楽しめる新しい提案が魅力です。ワインや日本酒とも相性が良く、心まで満たされる組み合わせが味わえます。
うめよこは、一日のどのタイミングでも立ち寄れる使い勝手の良さが魅力です。特に注目なのは、横丁としては珍しい「朝からオープンしている店舗」があること。そして、横丁なのでもちろん「昼から飲めること」。

朝ラーメンを提供している「舎鈴」は営業時間が 7:30 〜 23:00 となりますが、それ以外はすべての店舗の営業時間は 11:00 〜 23:00 です。
多くの店舗が同一の営業時間で揃っているため、行きたい店が閉まっていたという心配がほとんどありません。予定が立てやすく、時間に縛られずに横丁を楽しめるのも、うめよこの大きな強みです。

KITTE大阪が入る「JP TOWER 大阪」は、大阪駅の南側に位置しています。JR大阪駅に直結しており、西口改札を出て左方向へ進むとすぐ目の前がKITTE大阪です。
また、大阪メトロ(地下鉄)や阪神・阪急など、梅田エリアの主要駅からも地下通路でアクセス可能です。
| 最寄り駅・出口 | 所要時間の目安(徒歩) |
|---|---|
| JR「大阪駅」西口改札 | 約1分 |
| 大阪メトロ 四つ橋線「西梅田駅」北改札 | 約1分 |
| 阪神「大阪梅田駅」西口改札 | 約2分 |
| 大阪メトロ 御堂筋線「梅田駅」南改札 | 約5分 |
| 阪急「大阪梅田駅」3階改札 | 約15分 |

かつて昭和の横丁は、肩ひじ張らずに集い、食とお酒を囲んで語り合える“街の社交場”でした。その文化を、現代の梅田で新しい形にアップデートしたのが「うめよこ」です。



立ち寄りやすく、多様なジャンルが一か所に揃い、複数のお店を気軽に回れる。そんな横丁の魅力を残しながら、洗練された使いやすさや快適さが加わり、誰と来ても選びやすいスポットへと進化しています。


大阪駅直結という利便性も相まって、観光・仕事帰り・ショッピングの合間など、あらゆるシーンで活躍。気軽な一杯から、しっかり食事、少人数での飲み会まで、幅広い楽しみ方ができます。
「ちょっと寄ってみようかな」と思った瞬間が、うめよこの魅力を体験する一番のタイミング。昭和から続く“横丁の楽しさ”を、令和らしく味わいに出かけてみてください。
