
- 祖谷のかずら橋観光ガイド2025|絶景・スリル・伝承が交差する日本三奇橋の旅
- 祖谷のかずら橋の魅力を徹底解説。絶景、スリル、歴史、グルメ、アクセス方法などご紹介します。
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徳島県三好市の祖谷(いや) は、日本三大秘境のひとつに数えられる、深い山あいの地です。
この地に架かる**祖谷のかずら橋(いやのかずらばし)**は、「日本三奇橋」にも数えられるほどの特異な存在。
見た目のインパクトもさることながら、実際に渡るときのスリルこそが最大の魅力です。
この記事では、そんなかずら橋を実際に歩いて体験したときの様子を、写真多めでご紹介します。
祖谷のかずら橋について、詳細や見どころを知りたい場合は、以下を参照ください。
祖谷のかずら橋について詳しく見る
最初に言っておきます。祖谷のかずら橋を渡るのはすごくスリルがあります。
私は遊園地の絶叫マシンやお化け屋敷の類には全く恐怖を感じませんが、ここだけはすごく怖かったです。
スマホなんてとてもじゃないけど持ったまま歩けない。スマホを誤って手元から滑らせたら下の祖谷川に落下して 100 % 回収不可能。
そして揺れる吊り橋…。
子どもたちはワイワイはしゃぎながら渡っていましたが、大人は大抵怖がりながら渡っていました。
それがどれだけのものなのか、想像しながら読み進めていただければ幸いです。
祖谷のかずら橋は秘境なので車を止めるところあるか心配だったのですが、きちんと整備されていました。
最も広い、かずら橋夢舞台の市営駐車場は 350 台駐車可能。乗用車は500円、バイクは210円です。
道を挟んだ反対側には民間の駐車場もあります。こちらの駐車料金は300円で市営駐車場よりも若干安いです。
民間駐車場は料金箱に料金を投入する仕組みになっており、お釣りは出ません。100円硬貨を持っていくと良いです。また、QR コード決済(paypay, LINE Pay, au Pay, 楽天 Pay)に対応しているため、そちらで支払うのもお釣りを気にしなくて良いのでおすすめです。
駐車場を出たら、坂道を下っていきます。
歩道が無いのでお子さんがいる場合は気をつけてあげてください。
途中に食事処「やま里」があります。
この日は朝早かったのでまだ開店していなかったですが、祖谷名物の「祖谷そば」や「でこまわし」、鮎やあめごの塩焼きなどがいただけます。実は結構人気のお店。橋を渡った後の帰り道は同じ道を通るため、そのときでも立ち寄ることができます。
やま里を過ぎ、どんどん下って行きます。
坂を下り切ると祖谷渓大橋がかかっています。ここを渡ります。
祖谷渓大橋には歩道があるので安心して渡れます。
そしてこの祖谷渓大橋の中央付近でかずら橋を見ることができます。
川が流れていて、緑に囲まれていて、そこを繋ぐかずら橋。
駐車場からは徒歩 4 分ですが、ここの景色を楽しむ時間を加味して、実際は 10 分くらいで見ておくと良いかもしれません。
祖谷渓大橋を渡り切ると、かずら橋へ降りて行く道に入れます。
山道のため多少のアップダウンはありますが、きちんと整備されています。
自然の中を散歩している感じがとても清々しいです。
ここを下っていくと入場券売り場です。
かずら橋へ到着です。
橋を渡る前に、入場料金を支払います。支払いは、現金の他に QR コード決済(PayPay)が使えます。
まず見てください。祖谷のかずら橋、目の前に立って唖然としました。
こんな様相は映画「インディー・ジョーンズ」でしか見たことがありません。
橋自体は巨木にくくりつけられている状態。橋を渡る前からスリル満点です。
ここからが本番です。
足元を見てください。橋の床は間隔が開いてます。
間隔は体感 15cm 程度のため、体は落ちませんが、踏み外せば足はハマります。一歩が非常に怖い仕様になっています。
足元がこの状況のため、サンダルは止めておいたほうが良いです。
サンダルが脱げたら川へ落下確定です。
と思っていたら、前の人はサンダルでした。大丈夫なんだろうか。見ているこっちがヒヤヒヤしました。
ここで一つ安心情報を。
かずら橋は 3 年に一回掛け直されています。だから老朽化で橋が落ちることはありません。
そして実は、橋にはワイヤーを通しています。だから橋が落ちることはありません。
ただ、スマホは本当に落ちますので気をつけてください。橋の途中で写真や動画を取りたい場合は、首に下げるとか、手を滑らしても落下しない準備をしていくことをおすすめします。
一方で、かずら橋は美しい姿を見せてもくれます。
シラクチカズラで編まれた繊細な構造はまるで芸術作品のようで、周囲の豊かな緑と織りなすコントラストも目を楽しませてくれます。
橋を渡るスリルだけでなく、こうした美しさに触れられるのも、祖谷のかずら橋ならではの魅力です。
かずら橋を渡りきったところはすぐ道になっています。
橋に向かって右に進めば琵琶の滝、左に進むと祖谷渓大橋に戻れます。
出口付近にはトイレもあります。
祖谷渓大橋に戻ってきました。
あとは最初に下った坂を上って駐車場まで戻れます。
祖谷のかずら橋は、日本三大秘境にある日本三奇橋。その名に相応しい体験のできる橋でした。
渡るのはとてもスリルがありましたが、橋の安全は保たれており、安心して渡ることができました。そして、その美しさにも心奪われました。
滞在時間の目安としては、1 時間をベースにして、そこから休憩や食事、土産購入の時間を追加すると見積もりやすいと思います。
徳島の山奥に、緑と木、そして橋の下を流れる祖谷川との美しいコントラスト。
祖谷のかずら橋、非常にオススメです。ぜひ訪れてみてください。