松山から四国カルストへ車・バイクで行くには?2ルートの違いと選び方

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松山から四国カルストへ車・バイクで行くには?2ルートの違いと選び方

松山から始まる、天空の道へのドライブ旅

四国カルスト

四国カルストは、その名のとおり、四国の高地に広がる雄大なカルスト台地。視界いっぱいに広がる草原と石灰岩の奇景、そして雲の上を走るような絶景ドライブが魅力です。

そんな「天空の楽園」へ向かうにはいくつかのルートがあります。とはいえ、山道を含むルートだからこそ「どの道を選ぶか」が旅の満足度を大きく左右します。

この記事では、松山市内から車やバイクで四国カルストへ向かう際の代表的な2つのルートと、それぞれの特徴、走行の注意点をわかりやすく紹介します。どちらのルートを選ぶかは、あなたの旅のスタイル次第。さあ、理想のドライブプランを見つけにいきましょう。

愛媛県松山市内から四国カルストへ向かうルートは 2 つ

四国カルストにある姫鶴荘の公式サイトでは、松山市内から四国カルストへ車やバイクで向かう場合、以下 2 つのルートが紹介されています。

1.【ルートA】県道 36 号線を通り、地芳峠から四国カルストへ入るルート

ルート A の特徴

  • 道が狭いところもあるが、離合できないほどではない。ある程度運転に慣れている人向けの最短ルート
  • 休日など混雑時期は渋滞する場合がある

2.【ルートB】国道 440 号線で一度高知県へ抜け、そこから四国カルストを目指すルート

ルート B の特徴

  • 対面通行の二車線道路を通る、運転に慣れていない、自信がない人も安心の安全ルート
  • 休日など混雑時期の渋滞リスクがルート A よりも低い
  • ルート A よりも遠回りになる

西谷高架橋の分岐で走行ルートが別れる

双方のルートに関して、松山市から四国カルスト近辺までの走行経路は同じです。

四国カルストへの入り方が違い「ちょこちょこ細い道はあるけど最短で行く(ルートA)」または「対面通行の二車線道路で安全に&確実に渋滞回避で行く(ルートB)」かで、走行経路が別れます。

四国カルストと走行2経路マップ
走行距離と時間の比較
走行ルート走行距離所要時間
ルートA約 75km約 1 時間 45 分
ルートB約 85km約 2 時間
※ Google Map にて計測

こうして地図にルートをマッピングして見てみるとルート B はかなり大回りをしている印象がありますが、Google Map 上では 10km 程度の違いでした。一方で、姫鶴荘の公式サイトでは約 40km 遠回りになると記載がありますので、ここの数字は参考程度に見ておくと良いと思います。

ちなみに私は、松山市内から最短ルート(ルートA)をゆっくり走り、四国カルストまで 2 時間かかりましたので、ある程度の時間は見ておくと良いと思います。

そして両者は、西谷高架橋の分岐で走行ルートが別れます。

西谷高架橋の分岐

最短ルートと安全ルートはどちらが良い?

私は実際にルート A(地芳峠から最短ルートで四国カルストへ入る経路)で四国カルストへ行きましたが、離合できないくらい道幅が狭い道路はほとんどないため、松山市内から四国カルストへ向かう走行経路としては十分に選択肢に入ると思います。

ただし、混雑時期はルート A が混雑する場合があると姫鶴荘の公式サイトでも言っていたため、訪問時期に合わせて「最短ルート」で行くか、「安全ルート」で行くかを決定することをオススメします。

【ルートA, B 共通】松山市内から西谷高架橋まで

1. 松山市内より、国道379号線を南下

松山市内より、国道379号線を南下

松山市内より、国道379号線を南下します。国道 440 号線・国道 33 号線と3つの道が重なっているため、表記がばらつくかもしれませんが、とにかく大通りを南下です。

国道379号線

2. 国道 440・33 号線へ

国道 440・33 号線へ

砥部町に入りしばらく南下すると、砥部焼観光センター炎の里やローソン 砥部焼観光センター店があります。

ここで「国道379号線」と「国道 440 号線・国道 33 号線」に二手に別れますので、「国道 440 号線・国道 33 号線」に進みます。

ローソン(コンビニエンスストア)が目印

3. 国道 33 号線へ

国道 33 号線へ

しばらく進むと、国道 33 号線と国道 440 号線の分岐がありますので、右折して国道 33 号線に進みます。

右折する交差点

4. 再び 440 号線と合流

しばらく進むと、再度国道 33 号線と国道 440 号線が合流しますが、そのまま道なりに進みます。

合流地点

5. 道の駅「さんさん」と「みかわ」

道中に「道の駅 天空の郷・さんさん」「道の駅 みかわ」があります。道のりも半分くらい来たところなので、休憩スポットとして利用することをおすすめします。

道の駅の場所 道の駅 みかわ 道の駅 みかわ

6. ぐるっと回って国道 440 号線へ

国道 440 号線への分岐

柳谷大橋で国道 33 号線と国道 440 号線の分岐がありますので、左折して国道 440 号線に進みます。

交差点を左折してぐるっと回っていく

7. 西谷高架橋を右折

ここらかは、最短ルートであるルート A の経路で行きます。しばらく進むと西谷高架橋があり、国道 440 号線と県道 36 号線で分岐しますので、右折して県道 36 号線に進みます。

分岐点マップ 西谷高架橋の分岐

8. 中久保交差点を左折

中久保交差点マップ

中久保交差点を左折し更に進みます。ここから大分道幅が補足なりますが、離合できない幅ではないです。

中久保交差点 県道36号線。前にワンボックスカーが走っていますが、道幅には余裕があります。 県道36号線の様子

9. 地芳峠を左方面へ

地芳峠マップ

ここが最後の分岐です。地芳峠を左方面に進みます。(県道 383 号線)

地芳峠 四国カルストまで道なり

あとは道なりに進めば、四国カルストに到着です。道幅は若干狭いですが、離合できない幅ではありません。

地芳峠の峠道

四国カルストへ到着

四国カルストへ到着

絶景へと続く道、それぞれの選択が旅になる

四国カルストは、ただの目的地ではなく、そこへ向かう過程そのものが特別な体験です。山道を抜け、空へ近づいていくような感覚の中で、自然の力強さや四国の地形の豊かさを肌で感じることができます。

ルートAは、少し細い道も含みますが、走行距離が短く、スムーズにたどり着ける最短ルート。ルートBは、遠回りではあるものの、安心して走れる二車線道路が続く安全重視のルート。どちらを選んでも、四国カルストにたどり着いたときの景色は変わりません。

目的地に向かう途中で「どの道を通るか」を選ぶことも、旅の楽しみのひとつ。松山から四国カルストへのアクセスを検討しているなら、この記事を参考に、自分に合ったルートで四国屈指の絶景を体感してみてください。

草原と青空で満たされた四国カルスト
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