【モンベル】コンパクトマルチランプ徹底口コミレビュー!オススメ利用シーン・適さない利用シーンetc

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【モンベル】コンパクトマルチランプ徹底口コミレビュー!オススメ利用シーン・適さない利用シーンetc

モンベルのコンパクトマルチランプを購入したのでキャンプで使ってきました。オススメの使用シーンや、適さない利用シーンなど、実際の使用感をレビューしていきます。

コンパクトマルチランプ

モンベル コンパクトマルチランプ

モンベル(mont-bell)から発売されているコンパクトマルチランプは、単 4 電池 1 つで使用できる LED ランプです。ヘッドライトとして使ったり、首から下げて照らしたり、タープのポールにつけたりしても使える、マルチな使い道のある LED ランプです。

モンベルストアで 1,430 円で購入しました。

モンベル コンパクトマルチランプ パッケージ正面

電池も付いているので、購入してすぐ使えるのもうれしいポイント

モンベル コンパクトマルチランプ パッケージ背面
モンベル コンパクトマルチランプ製品概要
項目内容
品番1124837
品名コンパクト マルチランプ
対応電池単4形電池 / 1個(※ニッケル水素充電池、リチウム電池も使用可)
重量22g(32g)※()内は電池を含む総重量。
防水規格IPX4(あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない)
主素材ABS樹脂
付属品単4形アルカリ乾電池 / 1個
照明仕様
明るさ(lm)照射距離(m)照射時間(h)
高輝度白色 LED LOW10648
高輝度白色 LED HIGH351117
  • 明るさ
    • lm(ルーメン)とは、光源から発せられる光の総量を表した光学単位で、方向や距離に関係なく光源の本 来持っている性能を示しています。
  • 照射距離
    • 0.25ルクス(満月の明かりとほぼ同等の明るさ)以上で照らすことができる距離を示しています。
  • 照射時間
    • 2m 先の照度が 0.25 ルクスになるまでの時間を示しています。

オススメの使用用途と適さないシーン

コンパクトマルチランプが適している利用シーンは以下のような時です。

  • キャンプ場で手元や足元を照らしたい
  • ちょっとした照明の足しにしたい

そもそも HIGH モードで 35 ルーメン程度の明かりなので、すごく明るいわけではありません。照射範囲も十分に広いわけではないです。

ですが、キャンプで使うには十分な明るさはあります。

夜、チェアに座っていて首から下げたコンパクトマルチランプで手元や目の前のテーブルを照らしたり、トイレや炊事場に行く道中の懐中電灯代わりにするには十分な役目を果たしてくれます。

夜のキャンプ場。範囲は広く無いが、足元はしっかり照らしてくれる

ものすごく明るいわけではないですが、キャンプ場のような開けた場所なら、明るさ・照射範囲・距離共に問題なかったです。

夜のキャンプ場。トイレや炊事場に行く際の灯りとしては十分に機能する

逆に、山道を歩く際の光源としては暗いし照射範囲も狭く照射距離も短いのでオススメできません。

このコンパクトマルチランプは、モンベルから発売しているヘッドライト関連では最もミニマムかつ小規模なライトになります。登山などの用途の場合はもっと明るく照射距離も十分なパワーヘッドランプなどがオススメです。(モンベル ヘッドライトラインナップ

コンパクトマルチランプは、キャンプ場で使ったり、サブとして持っていったりするのに最適な光源といえるでしょう。

次項では、コンパクトマルチランプのオススメポイントを紹介します。

驚きのコンパクト性能

パッケージから出してみると、予想以上にコンパクトなことに驚かされます。

ヘッドの部分は Goal Zero LIGHTHOUSE micro と Ledlenser ML4 と並べてみるととても小さいのが良くわかります。

Goal Zero LIGHTHOUSE micro (左)と Ledlenser ML4(中央)とmont-bell コンパクトマルチランプ(右)

こんなに小さくてきちんと照らせるのだろうかって不安になるくらい小さいです。

ちなみに紐の部分は約 34 cm ほど。

パッケージから出して紐の部分を伸ばしてみたところ

首にかける、帽子や頭につけて使うなどは問題ない長さです。

しかもこの紐は伸縮性があるため、ヘッドライトとしてキャップやヘルメットにつけて使う場合でもしっかりフィットしてくれます。最大 1.5 倍くらいまでは伸びました。

照射角度の調節が利く

首から下げるにしても、ヘッドライトとして使うにしても、シーンによって照らしたい角度を調整したいところ。

コンパクトマルチランプは角度がつけられるので、照射角度の調整が利いて使いやすいです。

角度を付けることができる 台座に対して角度をつけたところ

電池はくるっと裏から

単 4 電池 1 つで使える手軽さがうれしいマルチランプですが、電池は本体の裏から入れます。

本体の背面に電池を入れるところがある

カバーを外せば、電池はスムーズに入れられます。

電池を収納したところ

点灯モードは全部で 3 つ

こんな小さなランプでも、点灯モードは 3 つあります。

  1. LOW モード
  2. HIGH モード
  3. 点滅モード

ボタンを 2 回押すことでライト ON となりランプが点灯(LOW モード)し、その後は 1 回押す度に HIGH モード → 点滅モード → ライトOFF の順番になります。

「ライト OFF にするために何回か押さないといけないのが面倒じゃないか…」

と思う人もいると思いますが、そこまできちんと考えられているのが mont-bell の素晴らしいところ

3 秒以上同じモードで点灯させた場合は、次にボタンを 1 回押すとライト OFF になる仕組みになっています。

ON/OFF および点灯モードの切り替え図

夜、チェアに座った時に手元を照らしたいなら LOW モードで十分(HIGHだと明る過ぎる)、トイレや炊事場に行く時は HIGH モードがちょうどいい(LOW だと暗くて心もとない)。

連続照射時間にも関わってくるので、以外と LOW モードと HIGH モードがあるのは実際に使ってうれしいポイントでした。

ちなみにスイッチ(ボタン)はヘッドについています。

コンパクトマルチランプのボタンの位置

クリック感があって押したことを触覚で感じやすいのでここも使いやすいポイントです。

ポールに巻きつけることができる

マルチランプの便利なところの一つで、タープなどのポールに巻きつけて照明にできるようにもなっています。

  1. ランプの底面を巻き付ける対象に当て、コードを一周させる。
  2. ランプをくぐらせる。(コードロックの内側をくぐるようにする)
  3. コードロックをランプに引き寄せ、動かなくなるよう固定する。
ポールに巻きつけて使う例

僅かながら蓄光機能も

コンパクトマルチランプには、スイッチとコードロック部分に蓄光機能が備わっています。

スイッチとコードロック部分に蓄光機能が備わっている

太陽光や蛍光灯の紫外線を吸収することで、光源が無くても発光する素材が使われています。

蓄光条件
項目内容
スイッチ20分間光を当て、約30分間発光
コードロック20分間光を当て、約10分間発光

きちんと蓄光するとそこそこ発光するので、キャンプ場で使っていて地面に落としてしまったりしてもすぐに見つけられるところはうれしいポイントです。

蓄光後、発光している 部屋を真っ暗にするととても良く発光している

キャンプで使うならとてもオススメ!

ヘッドライトって、首に下げて使う場合に地味に重量があったり大きさが一定以上あると首元が煩わしい感じになるんですよね。

でもモンベルのコンパクトマルチランプは電池を入れても 32g しか無い上にめちゃめちゃコンパクトなので、ずっと首から下げてても全然邪魔になりませんでした。

モンベルストアで実物を見たりパッケージを開封した時には、小さすぎて本当に大丈夫かなって思いましたが、実際にキャンプ場で使ってみて全然問題なかったことも確認できました。

仮に HIGH モードでつけっぱなしにしても 17 時間はもつので 1, 2 泊のキャンプくらいなら全然余裕な長持ち設計もうれしいですね。

小さいけれど使い勝手が良い mont-bell のコンパクトマルチランプ、利用シーンが合いそうなら是非使ってみてください。

モンベル コンパクトマルチランプ外観
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