モンベルのテント「クロノスドーム」の上手なたたみ方〜簡単に、コンパクトに、完璧にテントをたたむ〜

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モンベルのテント「クロノスドーム」の上手なたたみ方〜簡単に、コンパクトに、完璧にテントをたたむ〜

慣れないと、テントをたたむのは難しい

キャンプに欠かせないアイテム「テント」

けれども慣れないうちはテントをうまく畳めなくて、何故か購入時に収納されていたサイズよりも大きくなってしまう…なんてこともしばしば。

かと言ってテントの取扱説明書を見ても、テントの設営方法は書いてあっても、テントのたたみ方は書いてないことがほとんどなんですよね。

今回はモンベルから発売されているテント「クロノスドーム」の上手な畳み方を紹介します。

クロノスドーム 1 型

クロノスドーム 1 型

今回たたむのは「クロノスドーム 1 型」。1 人用のテントです。

徒歩キャンパーにはうれしいサイズ感で、私も 5 年以上愛用しています。

(なお、本記事でご紹介する畳み方は私独自の方法です。非公式であることを予めご認識ください)

インナーテントのたたみ方

まずはインナーテントから畳んでいきます。

1. インナーテントをきれいに広げる

まずはインナーテントをきれいに広げます。

インナーテントをきれいに広げる

このとき、出入り口のファスナーは開けておくと空気を逃しやすいのでたたみやすくなります。

2. 横方向に半分にたたむ

次に、これを半分に畳んでいきます。

横方向に、半分にたたみます。

テントを半分にたたむ

テントを半分にたたむ

端と端をしっかり合わせてきれいな四角になるようにします。

インナーテントを半分に畳んだ時点

3. 縦方向に半分にたたむ

次は、縦方向に半分にたたみます。

縦方向に半分にたたむ

縦方向に半分にたたむ

畳んでいるとインナーテントの中央付近が膨らんでくるので、適宜空気を抜きながら、端と端がぴったり合うように折り返します。

四つ折りにした時点

4. もう一度、縦方向に半分にたたむ

今のインナーテントの状態に収納袋を合わせてみると、縦の長さがだいたい収納袋と同じくらい。以下写真のようなサイズ感になっています。

収納袋とインナーテント

ここから更にもう一回、縦方向に半分にたたみます。

もう一度、縦方向に半分にたたむ

もう一度、縦方向に半分にたたむ

収納袋の縦の長さのおよそ 5 〜 6 割くらいの大きさになりました。改めて収納袋と合わせてみると以下のようなサイズ感になります。

収納袋とインナーテント

5. ポールを使ってぐるぐる!

ここまでインナーテントを畳んだらポールを使ってぐるぐる巻いていきます。

クロノスドームのポールを使って巻いていく

クロノスドームのポールを使って巻いていく

このとき、よく空気を抜きながら巻いていくのがコツです。なるべく空気を抜きつつ、全体が膨らまないようにきつく巻いていきます。

空気を抜きつつ、膨らまないように巻いていく

6. インナーテントの収納完了!

巻き終わったらインナーテントのたたみは完了です。

インナーテントと収納袋

かなりコンパクトにたためていますね。

インナーテントと収納袋

インナーテントと収納袋

次はフライシートをたたみましょう。

フライシートのたたみ方

次はフライシートです。

1. フライシートをきれいに広げる

こちらもインナーテント同様、まずはフライシートをきれいに広げます。

フライシートをきれいに広げる

クロノスドームのフライシートは、前室がある分、背面よりも前面の方が縦の長さが長いため、広げたら裏側を確認して、背面もきちんと広げられているかを確認しましょう。

2. 両サイドを折り込む

次に、フライシートの両サイドを内側に折り込みます。

「両サイド」とは、テントの横の部分、このフライシートでいうと、濃い青になっている部分です。

テントの両脇に当たる部分

テントの両脇に当たる部分

この部分をフックの位置を起点として内側に折り込んでいきます。

フックの位置を起点として内側に折り入れる

内側に折り入れた状態がこちら。

内側に折り入れたところ

「折り入れる」は、折り紙でいうところの「谷折り」です。フックの位置を起点として側面を内側に折り入れています。

フックの位置を起点として側面を内側に折り入れる

きれいに折り入れると側面がぴったり合うようになります。

側面がぴったり合った状態

こうして反対側も折り入れていきます。両方折り入れると、以下のような一回りコンパクトになります。

両サイドを折り入れたところ

両側がたたまれたのでフライシート全体がすっきりしましたね。

3. フライシートを三つ折りに

次に、この状態からフライシートを三つ折りにしていきます。

「三つ折り」といっても、均等に三つ折りではなく、あくまでも収納袋に入るサイズにしなくてはいけません。

中央のサイズが収納袋に収まるように、以下のような三つ折りにしていきます。

フライシートをたたむライン

まずは右側を縦方向に折りたたみます。フライシートの上に収納袋を並べて置くと、目安になるのでおすすめです。

右側を縦方向に折りたたむ

折返した部分で、収納袋からはみ出た部分を再び折り返します。収納袋のサイズに収まるようになっていきます。

再び折り返す

左側の折り目ライン

同じようにして、左側も折りたたんでいきましょう。

一回、左側を縦に折ります。

左側も折りたたむ

次は収納袋の底辺とラインを揃えるようにしてもう一回、左側を縦に折り込みます。

収納袋の底辺とラインが揃うように折りたたむ

そうすると以下のように、収納袋の縦の長さにぴったり合うように畳めます。

収納袋の縦の長さにぴったり合う

最後に、下の部分を揃えるため軽く折り返しておきます。

下の部分を折り返しておく

下の部分を折り返しておく

下の部分を折り返しておく

フライシートがおおよそ畳めました。収納袋とのサイズもぴったりです。

フライシートと収納袋とのサイズ感もぴったり

4. ポール&インナーテントを包みつつぐるぐる!

さて、いよいよ仕上げの工程です。

ここまでたたんだフライシートの上に、前工程でたたんだインナーテントを乗せて巻き付けていきます。

フライシートをポールに巻き付ける

フライシートをポールに巻き付ける

フライシートをポールに巻き付ける

巻き終わった状態がこちら。収納袋とのサイズ感もジャストです。

フライシート畳終わり

フライシート畳終わり

フライシート畳終わり

収納袋に入れて完成

最後にこれを収納袋に入れます。このたたみ方なら収納袋に入れる時もスペースに余裕があるのでスムーズに入れることができます。

収納袋にも簡単に入る

収納袋にも簡単に入る

収納袋の中にも余裕がありますね。

収納袋の中

最後に口を締めて、完了です。

完成形

テントのたたみ方が帰りの荷物量を左右する

テントはどうたたんでも重量が増えるわけではありませんが、上手くたためないと空気を含んだりいびつになったりして結果的にサイズが大きくなり荷物になります。

モンベルのテントは本当にどれも実用的で素晴らしい。クロノスドームも大好きなテントです。

テントを効率的に、上手に無駄なくたたんで、気持ちよくキャンプを締めくくりたいですね。

この記事がテント撤収の参考になったら幸いです。

クロノスドーム