
- 日本から城が消えた日〜廃城令がもたらした城郭文化の危機と奇跡の生還〜
- 明治6年、廃城令により日本各地の城郭は消えた。失われた城、奇跡的に守られた城、そして現存天守12城の物語を紐解く。
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歴史ある建物を巡るお城観光は、夏の旅行でも人気のアクティビティです。ただし、季節によって楽しみ方に少し工夫が必要です。
特に真夏は、日差しの強さや暑さに驚くかもしれません。冷房のない天守閣や、日陰の少ない公園エリアを歩くと、思っている以上に体力を使います。
でも、ちょっとした準備さえしておけば、夏でも快適にお城観光を楽しむことができます。
この記事では、実際に各地でお城を巡った経験をもとに、夏だからこそ気をつけたいことや、快適に楽しむための工夫をご紹介します。
お城と聞くと、風情ある建物や静かな庭園を思い浮かべる方も多いかもしれません。でも、真夏にお城を訪れると、場所によってはそのイメージとのギャップに驚くこともあります。
お城の敷地は広い公園のようになっており、天守閣までの道のりには日陰が少ない場所も。階段や坂道を歩く場面も多く、意外と体を動かす時間が長くなります。
また、昔ながらの天守閣の多くには冷房がなく、夏場は中に入っても涼しくありません。建物内の階段も急な場合が多く、想像以上に汗をかくことも。
とはいえ、しっかりと準備をしておけば大丈夫。次の章では、夏のお城観光をより快適に楽しむための工夫をご紹介します。
暑さの中でもお城観光を楽しむには、ちょっとした備えが大きな違いを生みます。ここでは、夏の城巡りで欠かせない基本の持ち物を2つご紹介します。
夏のお城観光では、長時間の屋外移動や石段の上り下りが避けられません。気温や日差しの影響を受けやすい環境だからこそ、通気性が良く、速乾性のある服装を選ぶことがとても大切です。
旅行中はついお洒落を優先しがちですが、真夏のお城散策では、服が汗で張り付きやすく、気づかないうちに見た目も快適さも損なわれてしまうことがあります。思いきってTシャツやスポーツウェアなどの軽装で臨むことで、暑さによる疲労を軽減できます。
さらに、観光後に着替えられるよう替えの服を用意しておくと、汗をかいた後も気持ちよく過ごせて安心です。
夏のお城巡りでは、こまめな水分補給がとても大切です。特に日差しの強い公園エリアや冷房のない天守閣では、想像以上に汗をかきます。
水やお茶だけでなく、汗とともに失われる塩分やミネラルを補えるスポーツドリンクがおすすめです。自動販売機が園内にあることもありますが、いつでも近くにあるとは限らず、天守閣内には基本的に設置されていません。
暑さに負けず、安心して観光を楽しむためにも、あらかじめ飲み物を用意しておきましょう。
真夏の日差しは強く、照り返しもあるお城の敷地では体感温度が一段と上がります。帽子や日傘を使うことで、頭や首周りへの直射日光を和らげることができ、体への負担を軽減できます。
また、長時間の外歩きではアームカバーなども有効です。日焼けが気になる方は日焼け止めクリームも忘れずに。
日中の暑さを避けるには、訪れる時間帯をずらすのもひとつの方法です。朝のうちや夕方など、気温が比較的落ち着いている時間帯に訪れることで、体力の消耗を抑えやすくなります。
お城によってはライトアップを行っていることもあるので、夕方〜夜の訪問もおすすめです。
夏の観光では体力の消耗も早く、ついつい予定を詰め込みすぎてしまうと疲れが蓄積します。お城の敷地は広く見どころも多いため、事前に回る範囲を決めておくのがおすすめです。
また、園内の木陰やベンチ、自販機のある休憩スポットや公園内の茶屋などをうまく活用しながら、こまめに休憩を取り入れることで、最後まで快適に観光を楽しめます。
お城巡りは、日本の歴史や文化を間近に感じられる魅力的な観光体験です。夏の暑さは確かに手強いものですが、服装や水分補給などを少し意識するだけで、夏のお城観光もより落ち着いて過ごせるようになります。
今回ご紹介した内容が、夏のお城観光をより快適に楽しむきっかけになれば幸いです。