自宅飲み派必見!ソーダストリームの“お得度”を本気で検証してみた
「炭酸水メーカーって、本当に節約になるのか?」
そんな疑問を感じたことがある方に向けて、今回はその答えを数字で検証していきます。
健康志向やおうち時間の増加により、家庭用炭酸水メーカー「ソーダストリーム」の人気が高まっています。
手軽に炭酸水を作れるというメリットはあるものの、スターターキットの初期費用やガスシリンダーの交換など、実際にはどの程度コストがかかるのでしょうか。
本当にコスパが良いのか?
それとも「買わないほうが安い」のか?
この記事では、1年間ソーダストリームを実際に使い続けたデータをもとに、「導入前」と「導入後」の飲料代を比較。炭酸水メーカーのコスパを、リアルな数字で徹底検証します。
“本当にお得?”を検証するために行ったこと
ソーダストリームの“お得度”を検証するために、1年間の飲料代を記録し続けました。
検証期間は 2024 年 5 月から 2025 年 4 月の 12か月間。
記録したのは、自宅での飲酒にかかった金額と、ソーダストリーム本体やガスシリンダーの購入費用です。
それと併せて、導入前の支出と比較するために、過去の飲酒頻度と内容をもとに**「未導入だった場合の想定コスト」**を試算しています。
この検証で比較したのは、以下の2点です:
- ソーダストリームを使わなかった場合にかかっていたと考えられるお酒代(想定)
- ソーダストリームを導入して実際にかかったコスト(実績)
この比較により、どれだけコスト削減できたのかを具体的な金額とパーセンテージで可視化しました。
節約効果の前に。初期費用はどれくらい?まずは導入コストをチェック
ソーダストリームを導入するうえで、まず気になるのがその初期費用。実際にかかった金額を、時系列で整理すると以下の通りです。
名目 | 金額 |
---|---|
ソーダストリーム スターターキット購入 | ¥14,400 |
ガスシリンダー定期便(2本×5回分) | ¥23,803 |
合計 | ¥38,203 |
購入したキットは最も安いモデルです。スターターキットには最初からガスシリンダー(60L)が 2 本付属しており、1 年間で追加購入が必要だったのは交換用シリンダー 2 回分(4本)のみ。
残りの3回分(6本)は未使用のままストックされており、翌年以降に使う予定です。
つまり、実質的には 38,000 円弱の初期投資で 1 年間使用できたということになります。
この費用が、今後の飲料代の節約でどこまで回収できたのか。それが次章以降の検証ポイントです。
毎月いくら得してた?月別データで見るソーダストリームの節約効果
導入後の毎月の酒代は以下の通りです。
日々の飲酒スタイルとしては、自宅で炭酸水を使ったハイボールをメインに楽しんでおり、ウイスキーは容量の大きいボトル(4L)を必要に応じて購入しています。
そのため、特定の月はウイスキーの購入費用が発生するため(2ヶ月に1回のペース)、出費が上振れしています。
とはいえ、年間を通して見れば、炭酸水の購入費がほぼゼロになったことにより、大幅な節約につながっているのが分かります。それが以下のデータです
月 | 導入前試算 | 導入後実績 | 削減額 | 削減率 |
---|---|---|---|---|
2024年5月 | ¥9,992 | ¥2,072 | ¥7,920 | 79.26% |
2024年6月 | ¥9,718 | ¥3,813 | ¥5,905 | 60.76% |
2024年7月 | ¥9,718 | ¥5,565 | ¥2,843 | 33.81% |
2024年8月 | ¥9,718 | ¥1,952 | ¥7,766 | 79.91% |
2024年9月 | ¥10,784 | ¥9,189 | ¥1,595 | 15.96% |
2024年10月 | ¥10,784 | ¥1,952 | ¥8,832 | 81.91% |
2024年11月 | ¥9,718 | ¥2,596 | ¥7,122 | 73.29% |
2024年12月 | ¥10,784 | ¥6,083 | ¥4,701 | 43.59% |
2025年1月 | ¥10,784 | ¥2,949 | ¥7,835 | 72.64% |
2025年2月 | ¥9,718 | ¥1,771 | ¥7,947 | 81.78% |
2025年3月 | ¥9,718 | ¥2,364 | ¥7,354 | 75.66% |
2025年4月 | ¥9,718 | ¥8,523 | ¥1,195 | 12.30% |
合計 | ¥118,504 | ¥48,831 | ¥67,571 | 57.03% |
こうして見ると、特に低出費で抑えられた月(8月・2月など)の節約率は70〜80%超と非常に高く、ウイスキーの追加購入や消費量によっても変動はあるものの、全体としての節約効果は非常に大きなものとなりました。
累計のランニング削減額は ¥67,571 にのぼり、初期費用を差し引いても 実質約3万円の節約 を実現しています。
初年度だけでいくらお得?検証結果のまとめ
項目 | 金額 |
---|---|
導入前の年間想定コスト | ¥118,504 |
実際の年間コスト(導入後) | ¥48,831 |
削減額(ランニング) | ¥67,571 |
初期費用 | ¥38,203 |
実質節約額(初年度) | ¥29,368 |
1 年間でかかった実際の支出は約 4.9 万円。そこから導入しなかった場合の想定コストを引くと、ランニングだけで約 6.7 万円の削減につながりました。
さらに初期費用を差し引いた実質的な節約額は約 3 万円。
わずか 1 年で元が取れ、翌年以降はさらに節約効果が大きくなっていく見込みです。
ここまでの数字を見れば、「本当にお得なの?」と半信半疑だった人も、ソーダストリームの実力を実感できたのではないでしょうか。
導入初年度だけで約 3 万円の節約という結果は、確かな“元が取れる買い物”であることを示しています。
ここからが本番!2年目は驚きの節約効果
現在、ガスシリンダーの定期便(2本×5回分)のうち、実際に使用したのはまだ2回分(4本)のみ。つまり、残り3回分(6本)=約360L分の炭酸水が手元にある状態です。
このストックを活用すれば、2年目はガス交換の追加費用なしで運用できる見込み。
ソーダストリーム本体の初期投資もすでに回収済みのため、ランニングコストはウイスキー代のみという状態になります。
その結果、2 年目の削減効果は最大で約 6 万円に達する見通しです。
また、炭酸水を買いに行く手間や重いペットボトルを運ぶ負担もなくなるため、**金額以上に“生活の快適さ”という副次的メリットも大きく感じられます。
損しないために!ソーダストリーム導入前に確認しておきたい 7 つのこと
ソーダストリームは確かに節約効果が高く、使い方によっては初年度で元が取れる優れたアイテムです。
しかし、すべての人に向いているとは限りません。導入前に、自分の生活スタイルと照らし合わせて検討することが大切です。
ここでは、導入に向いている人の特徴と、事前に知っておきたい注意点を整理しました。
ソーダストリームが向いている人
- 自宅で炭酸水やハイボールを頻繁に飲む
- スーパーやコンビニで炭酸水を買う頻度が高い
- 飲料のコストを抑えたいが、味や楽しさも妥協したくない
- 家にペットボトルをストックするスペースや手間を省きたい
注意すべきポイント
- ワインなど、ソーダストリームでは代替できない飲料がある
- 最初の数ヶ月は初期費用の回収期間となる(筆者の場合は約6ヶ月)
- ガス交換やボトルの手入れなど、定期的な管理が必要
1年間の検証で見えた、ソーダストリームの本当の価値
1年間の実証結果から導き出されたのは、「ソーダストリームは確かにお得だった」という明確な結論です。
初年度で約 3 万円を節約し、2 年目以降はさらに出費を抑えられることで、年間約 6 万円のコスト削減が見込めます。
加えて、炭酸水を買いに行く手間やペットボトルごみの処理といった“目に見えない負担”も大きく減少。
節約にとどまらず、生活の質そのものが向上する効果を実感できました。
炭酸水を日常的に飲む方、自宅でのお酒時間を大切にしている方にとって、ソーダストリームは、コスパと快適さの両方を叶えてくれる、価値ある選択肢です。